連載:気まぐれゲーム雑記 第963回:EA、PC向けの定額サービスとなる「Origin Access」を発表

Origin Access

定額サービスは“お得感”が大切

定額サービスをする意味とは?

AZです。以前、椅子に座っているだけで酔うという切なさ大爆発な状態でしたが、そんな椅子も無事(?)大破したので、今度は酔わない椅子を選びます。

それはさておき、EAがPC向けの定額サービスとなる「Origin Access」を発表したようです。

Xbox One向けに国内外で提供されている“EA Access”のサービス拡充が予てから進められていますが、本日EAが新たにPC向けのサブスクリプションサービス「Origin Access」を正式に発表し、前述した“EA Access”と同じくPC向けに新作の早期アクセスやプレイし放題のタイトルを複数擁するライブラリ“Vault”へのアクセス、Originの購入に対する値引きといったサービスを月4.99ドルで提供することが明らかになりました。

[引用元:doope!

これまた良い感じの動きですかね。

このような定額サービスは、EAがスポーツからRPGまで多種多様なタイトルを抱えているからこそできるサービスとも言えます。今回PCにもサービスを広げたという事は、すでに結果を出しているEA AccessがPCでも十分通用するサービスであるというのを睨んでの話で間違いはないでしょう。

このような定額でゲームができるようになるサービスを行うということは、ようするにどれだけ「自社のゲーム」をプレイし続けてもらえるか、というところに焦点があります。PS Plusのフリープレイも同様ですが、少しでも自社のゲームをしてもらっていた方がそこから次なるゲームを買ってもらえる可能性が増えますし、それに企業として他の娯楽にお金をかけられるよりは多少であったとしても利益を選ぶという手法にもなるわけです。

いち企業による定額サービスというのは、今後増えていくかどうかにスポットが当たります。個人的には多少増えてはいくかもしれないとは思いつつも、それだけ多くのタイトルを保有している企業というのもそう多くはないとも考えています。先日スクエニが、クラウドゲーミングを推し進めた「シンラ・テクノロジー」を解散したわけですが、あれはクラウドによる技術革新を行いながら定額サービス展開を目論んだ事業だったわけで、企業にとって「定額サービス」がどれだけ強いかは何となく見えてくるところにもなりましょうか。……まぁ、「シンラ・テクノロジー」は定額サービス以前の問題だったようですが……。

ともあれ、「Origin Access」のようなサービスは、利用する側にとってのメリットが大きければ大きいほど、サービスが充実していくタイプのものでもあります。日本のソフトメーカーがそのようなサービスを打ち出す日が来るのかどうか、暖かく見守っておきたいモノですね。

連載:気まぐれゲーム雑記 第963回:EA、PC向けの定額サービスとなる「Origin Access」を発表に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:EAがPC向けの定額サービスとなる「Origin Access」を発表したよーってなお話です。

しゃきーんさん:ふむ。まぁ、EA Accessで結果を出せているんだから、そうなるのは当然とも言えるな。

しょぼーんさん:そだねぇ。どの企業も「安定収入」が欲しいのは間違いない事なのだから、定額サービスってのはそういう部分で強いと思うよ。まぁ、利用する側にとってのメリットが明確で、なおかつ「お得と思える価格」でやる必要はあるけどね。……やっぱ、「お得感」ってのが重要なのでしょうなぁ……。

しゃきーんさん:そりゃまぁサービスなんだし、そう思ってもらわないと利用者が増えないからなぁ。

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