連載:気まぐれゲーム雑記 第846回:Bethesdaは今後も量より質で勝負するそうです
このスタンスを貫けるメーカーがどれだけあるか
作ることと稼ぐことを天秤にかける
AZです。えー、ファイアーエムブレムifの攻略は、10章がどうしても突破できずいろいろ作戦を練り直すので、ちょっと時間がかかります。
それはさておき、BethesdaのPete Hines氏が量よりも質にこだわって作っていくと述べております。
Pete Hines
我々のようなフランチャイズを抱えている会社は珍しいし、『Skyrim 2』はいつだい?なんてジョークを言われるんだ。他のパブリッシャーなら、そうするだろうと思われているからね。彼らなら、1、2年後に『Skyrim 2』を出していただろう。ただ、我々の見方は違う。2015年には25タイトル出そう、というような考え方をするパブリッシャーではないんだ。我々はもっと小規模に、量ではなく質を送り出していきたい。全てが突出した出来になるようにね。我々のアプローチに変化はないよ。提示の仕方を多少変えることはあるかもしれないが、自分たちのやり方にこだわっていくつもりだ。
[引用元:Choke Pointさん]
これまた、すてきな話ですね。
質と量、どちらがいいのかはすごく難しい問題です。数年に1回しかでないゲームのためにハードを買うかといったらそうはならず、根本的にゲームへの興味が薄れてしまうでしょう。ですが、よりゲームを多く楽しむ人たちにとっては、質を求めるひとが多いのも事実です。
実際、CoDやアサシンクリードは年に1タイトルは発売されるような体制になりました。実際には1年というわけではなく、3年程度の開発期間を経て発売されているわけですが、年に1度は聞いたことのあるタイトルがでてくるという現状は、それだけ資金力がある企業だからこそできる芸当、とも言えるのは確かです。むしろ、そうやってリリースし続けていかないと、企業として次の作品が作れないといった事につながってくる可能性も否定できません。
大手メーカーがそのようなアプローチをする中、Bethesdaはとことんクオリティを求める姿勢を鮮明にしました。ウィッチャーシリーズの開発元、CD PROJEKT REDと同じスタンスではあるのですが、とことんこの姿勢でやれるメーカーはそう多くもありません。「Fallout」や「Elder Scrolls」などの大作を抱え込んでいるからこそ、やってのけることができるメーカーともいいましょうか。
そのクオリティを求める集大成にもなろうタイトルが「Fallout4」になりそうな予感はしますが、日本での「Fallout4」の発売がいつになるのかにも注目が集まっています。内容はさることながら、日本でもより多くの人が興味を持つことに期待してみたいモノですね。
:Bethesdaは、今後も量より質で勝負するぞーってなお話です。
:ふむ。Bethesdaなら、どこまでもそのスタンスでやり続けそうだな。
:だねぇ。CD PROJEKT REDやRock Starがそういうのに該当するとは思うけど、日本でもそういった力強いメーカーがあって欲しいな、とは思うよ。……現実は厳しそうだけどネー。
:そりゃまぁ、ビジネスをやっている以上、金がないことにゃ開発はできんからなぁ……。