連載:気まぐれゲーム雑記 第1021回:日本のモバイルゲーム市場は、全ゲームの収益のほぼ50%をトップ10のアプリが占めている状況だそうです

利益率が良すぎて離れられない?

規制やら何やらが入ったらどうなるでしょう?

AZです。当ブログでは何度目のツッコミかわからんレベルなのですが、「広告掲載だのなんだのは、専門用語乱発するのを辞めて素人でもわかるような文章を書いてから出直して来い」と書き続けたく思います。

それはさておき、米国のApp Annieと話題の電通が、日本のモバイルゲームは全ゲームの収益のほぼ50%をトップ10のアプリが占めている状況であるというレポートを発表しています。

日本のモバイルゲーム市場の収益は、2014~2015年の1年間で、約25%と大きく増加したという。日本で生じたモバイルゲーム収益のうち、90%以上は日本企業によるもので、まだまだ海外企業の進出の余地は大きい。ゲームダウンロード数において日本は、米国の5分の1ほどとなっている。

一方で、上位ゲームパブリッシャーに収益が集中する傾向が強く、2015年においては、トップ10のゲームが市場の収益全体の、ほぼ50%を占めていた。

またゲームジャンルについては、「カジュアルゲーム」と「RPG」がダウンロード数トップ200ゲームの75%以上を占めているが、収益については、「RPG」が圧倒的に高く、上位200ゲームの半分以上を占めていた。なお、同レポートではパズドラやモンストは、RPGに区分されている。

[引用元:インサイド

まぁ、そういう市場なのでしょうね。

日本のスマートデバイス市場において、TOP10の存在というのは非常に大きいわけですが、それは収益がそこに集中しているからに他なりません。当然ながら、そうさせる面白さや何かが存在しているからこそTOP10なわけですが、そこに全ゲーム収益のほぼ50%が集約されているともなると、売れる物と売れない物の二極化がスマートデバイス市場でも進んでいることがしっかりと見てとれます。

そういった生存競争が激しいご様子のスマートデバイス市場ですので、上位をキープできないと早々にサービス停止が発表からの撤退というコンボが発動するというのは数多く見てきました。それはもう、見事なまでのレッドオーシャンというべき市場でしょう。もうすでに他の手段を見出していないといけない現状はありますが、上位に食い込めない様な中小メーカーはどこに活路を見出そうというのか、大変な立ち回りが求められる事になりそうです。

その一方で、ガチャに対する射幸性が問題視されているような状況でもあり、今後変化があるのかどうかが注目されています。CESAにおかれましては、「全ガチャアイテム提供割合表示」を原則とするガイドラインを発表したはずなのですが、その中身はJOGAと変わらぬくらい実用性に乏しい代物だったようにも見えてしまい、それにこぞって賛同する企業におかれましても、コレで良いのか感がなきにしもあらずといったところでしょうか。なんというか、稼げるうちに稼いでしまえという思惑も見てとれるわけで、射幸性についてはお役所周りが動き出す前にどうにかした方が良い気がしてなりません。

ともあれ、CESAのガイドライン発表以降は未だ動きがない状況ですが、今後のスマートデバイス市場がどうなっていくかは注視しておいて損はなさそうです。消費者にとって、より良い市場になっていく事を願いたい限りですね。

連載:気まぐれゲーム雑記 第1021回:日本のモバイルゲーム市場は、全ゲームの収益のほぼ50%をトップ10のアプリが占めている状況だそうですに関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:日本のモバイルゲーム市場は、全ゲームの収益のほぼ50%をトップ10のアプリが占めている状況らしいよーってなお話です。

しゃきーんさん:なるほど、TOP10にどのタイトルも入りたがるわけね。

しょぼーんさん:多少危なっかしい手を使ってでも勢いを作りたいというメーカーの思惑が公然と見えてるし、ビジネスとしてやってるんだからそんなもんじゃない? まぁ、射幸性についてはどうにかしないと規制で一気にアレしちゃうだろうから、さっさとどうにかすべきなんだけどね。……どうにもできないのが今の市場かなぁと……。

しゃきーんさん:ま、結局のところなるようにしかならんのだし、今後動きがあったらまた話題にしたいもんだなぁ……。

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