連載:気まぐれゲーム雑記 第786回:スクエニのアーケード版「ディシディアファイナルファンタジー」は、コーエーテクモのTeam NINJAが開発する件
気まぐれゲーム雑記
第786回:スクエニのアーケード版「ディシディアファイナルファンタジー」は、コーエーテクモのTeam NINJAが開発する件
他社の大作を手がけながら自社もやるスタンスは、圧倒的存在感になっていく
確かな開発と上手いビジネス
AZです。「リニューアルは、もの凄い勢いで進めてますから! 本当ですから!」と、言い訳したくなるくらいに焦りながら作業しております。
それはさておき、スクエニが発表してたディシディアファイナルファンタジーについて、詳細が発表されたのでサクッとまとめます。
- 開発は、コーエーテクモのTeam NINJA(代表作:NINJA GAIDENやDoAシリーズなど)
- コアシステムには、PS4をアーケード向けにカスタマイズしたモノ
- SCEJA盛田プレジデント「コンシューマ版リリースに向けて動いている」
- スクエニ間プロデューサー「アーケード版の稼動から最低一年間はアーケードに専念」
- FFTの「ラムザ・ベオルブ」が参戦
- 60fpsで動作する
- 作品の魅力は、3vs3の戦略的なバトルでレベルアップしてキャラクターを強くし技を覚えるなどの要素もある
- 難しいコマンド入力は不要の簡単ボタン入力で技を出せる
- FFを知らなくともカスタマイズなどで遊べる
- 3人集めないとプレイできないわけではないし、シングルプレイにも対応している
- ロケーションテストでは、決められたカスタマイズセットでのプレイになるが、サービス稼働時にはプレイヤーがカスタマイズすることになるし、携帯向けアプリでどこでもカスタマイズする事が可能
- 調整や修正などのアップデートは随時対応
- アーケードに出すと決めたのは、新規顧客をしっかりと獲得し、新規ビジネスによる市場全体の活性化をはかっていくため
- 2015年秋稼働予定
- ロケーションテストは、4月17日~19日と4月24日~26日の2回
[情報元:4Gamer.net,Game*Spark]
大体こんな感じでしょうか。
コアシステムにPS4を使うということですが、それなら確かに作りも移植もより簡単になる事が窺えます。とはいっても、移植については1年間はアーケードに専念するということなので、その裏で着々と準備を進めるような印象にもなりますが。それにしても、PS4をコアシステムに使うアーケードというのは、何とも珍しいですね。
特に上手いと思えるのは、コーエーテクモが開発するという点です。コーエーテクモは、気づけば「開発だけ担当する」という手法も採用しておりましたが、ここ最近では「ワンピース無双」「ゼルダ無双」「ドラクエヒーローズ」などかなり目覚ましいモノがあります。どの大手とも上手く付き合っているところを見ると、最近業績が良いのも頷けるところにはなります。
それに、Team NINJAならDoAでアーケードへの実績もあるでしょうし、かなり開発力は高い事を伺わせています。いやまぁ、「真・三國無双7 Empires」は今なお不具合修正や調整を取るアップデートが続いており、決してプラス面だけではない事も伺わせるわけですが、それでも他社と手を組んで上手くやっていけている大手としては確かなモノがあるのでしょう。
大手として、他社と使っていくスタイルのところと、開発側に立つ大手が出てきたような気もしますが、はてさて今回の「ディシディアFF」はアーケード市場で上手く功を奏する事ができるでしょうか? 今回のディシディアFFは、スクエニも「FFの新規プレイヤーを獲得するためにアーケード進出した」など新しい一面を見せていますし、どれくらい獲得できるのかは生暖かく見守っておきたいモノですね。アーケード市場が盛り上がる事を、切に願いたく思います。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:アーケード版「ディシディアファイナルファンタジー」はコーエーテクモが開発だよーってなお話です。
:なんつーか、色んな会社と付き合いがあるってのは本当に上手いな。
:商売の基本かな、と。手を組める時はとことん組んでいった方が良い。昔みたいに、どこもかしこも群雄割拠! みたいな時代なら、単独で大きくなっていく方がいいのだろうけどね。……そんな中、カプコンとのもめ事はどうなったかなぁと野暮ったい事が気になってしまう今日この頃です。
:……実に野暮だな……。
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