連載:一週間(2015年3月15日~3月21日)を振り返るコラム的な何か 第135回:任天堂の話題で持ちきりだった感満載の一週間

一週間を振り返るコラム的な何か
第135回:任天堂の話題で持ちきりだった感満載の一週間

あと1週間で1年の4分の1が終わるのです

AZです。真面目な話、1月の28日からリニューアル作業をジワジワと進めてきて、リミットを3月いっぱいに定めておるわけですが、間に合わない可能性が出て来た事に泣き出しそうです。

そんなわたくしの事情はさておきまして、2015年3月15日~3月21日までの間に一番見られた記事は、「任天堂とDeNAの資本業務提携話において、ポイントとなるのは「プラットフォームの再定義」と「新メンバーズサービス」」でした。また、次に見られたのも「アナリストが「任天堂が向こう3~5年でゲーム機事業から撤退」と予想してほのかに賑わっているようです」と、どう足掻いても任天堂が話題になっていたので、そこらへんについて今一度整理しておきましょう。ちなみに、任天堂の話ばかりになっちゃってますが、私はハード好きではなくただのゲーム好きです。

勝負をする年は来年以降?

任天堂がDeNAと提携したと言う事で、色んな意味合いでゲーム業界人のみならず、国内外のファンやゲーム好き達に衝撃が走りました。スマートデバイス以外の据え置き機を中心としたゲームが好きな人達にとっては、DeNAの印象が決して良いとは言いがたい。そういった意味でも、ネガティブに捉える人もいたような印象にはなります。

また、なぜ「提携」なのかは非常に厄介です。買収した場合のリスクを回避するならば無難な選択ではあるのですが、金銭的にみるとスマートデバイス方面にどれくらい本気なのかというのは、実際どうだろう? という印象にはなります。どうせなら、もっと株を交換してしまえば本気度も見えてくるのですが、まぁ色んな意味でとりあえずスマートデバイスを含めたプラットフォーム戦略を前進させていこうという意気込みは感じられます。

昨年くらいから、任天堂の岩田社長は「プラットフォームの再定義」を掲げるようになりました。その先に見えるのは、最終的に任天堂ハードへたどり着けば良いという人の流れなわけですが、それを可能にするのは「新メンバーズサービス」になるでしょう。ようは、会員制サービスというのは囲い込みであり、それ自体がプラットフォームだというわけです。

すでに、スマホを中心にしたスマートデバイスは、日本だけではなく世界中に広がっています。そこを入り口に利用しない手はないわけで、最終的には「F2Pにどれだけ配慮するか」というのと、「どれ位の人がスマホから任天堂ハードへ行き着くのか」が焦点になっていく事が予想できます。予想が正しいかどうかはわかりませんが、任天堂の新型機プラットフォームと名乗った“NX”は非常に重要なモノになりますし、「スマホと何が違うのか」を証明する何かとなり得るのかどうかは見どころでしょう。つまりは、NXの情報が出てくる来年以降が本番になるような気はしております。

スクエニが大作は家庭用機、他はスマホといった使い分けを始めたり、セガが社内体制を大きく変化させたり、カプコン、コナミと大手メーカーは時代に合わせるかのように社内構造を変化させている現状において、任天堂とDeNAの資本業務提携は大きな話題になったのは言うまでもありません。日本の家庭用機向けメーカーを取り巻く環境が大きく変化していく中、据え置き機やスマホ、PCを含めそれぞれどういったプレイヤーが集まっていくことになるのか、生暖かく見守りつつ自分の好きなゲームが見つかる事を期待したいモノですね。

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:今週は、任天堂とDeNAの話題が賑わっておりましたよーってなお話です。

しゃきーんさん:賛否両論あるだろうが、とりあえずは様子見で良いのではなかろうかという事だな。

しょぼーんさん:そだねぇ。少なくともメーカーがそうやって舵を切ったのだから、信用するも良し、しないも良し。個人の自由ってヤツっすな。ただ、任天堂の場合は何かと妙な物言いが付いたりもするので、公式発表をベースにしておけばよろしいかと。……さて、どんなものがでてきますのやら……。

しゃきーんさん:ま、NXの詳細がわからんことには何とも言い様がないけどな。

連載:一週間(2015年3月15日~3月21日)を振り返るコラム的な何か 第135回:任天堂の話題で持ちきりだった感満載の一週間に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん

しゃきーんさん

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しゃきーんさん

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