連載:気まぐれゲーム雑記 第732回:ヤフーがスマホゲー市場へ参入するようです
気まぐれゲーム雑記
第732回:ヤフーがスマホゲー市場へ参入するようです
スマホゲーム市場は相変わらず群雄割拠しております
どの市場も賑わっている方が良い
AZです。一冊で読み終わると思っていた漫画が実は続きモノで、情報の大切さを知ってしまいました。
それはそれとて、ヤフージャパンがスマホゲー市場へ参入するという事が報じられています。
ヤフーがスマホゲームに参入することがわかった。同社の宮坂学社長が2月4日、2015年第3四半期の決算説明会で明らかにした。ヤフーは今年1月、インキュベイトファンドと共同で「GameBank株式会社」を設立。4月以降、スマートフォンやタブレット向けに、ミッドコアゲーム(カジュアルゲームよりも、やりこみ要素のあるゲーム)やコアゲームを投入していく。
~中略~
開発体制は30人。メンバーのほとんどは、セガネットワークスやコーエーテクモゲームス、バンダイナムコ、スクウェア・エニックスといったゲーム会社出身。今後、1年で80人に増員する計画だ。
GameBank執行役員COOの椎野真光氏によれば、開発費は1タイトルあたり1〜2億円。四半期に1タイトルのペースで投入する。同時に、3〜5億円をかけて海外有力タイトルを日本展開することも視野に入れているという。
~中略~
スマホゲームの勝算の鍵は「集客力」だ。ヤフーの月間ページビュー数は約605億PV。ヤフーのサービスを利用するために利用されたブラウザ数(ユーザー数とは異なる)は1日あたり約7600万ブラウザに上る。GameBankはテレビCMに加えて、ヤフーの圧倒的な集客力をフル活用すると、椎野氏は語る。
[引用元:TechCrunch]
GameBankとは、懐かしい名前を使いましたね。
かつてソフトバンクは、マイクロソフトと提携し「ゲームバンク」を設立しましたが、業績不振により撤退する事になりました。その名前を今一度つかってくるのを見ると、何となくリベンジ戦な雰囲気がしないこともありません。まぁ、参入する事と名前の関連性はぶっちゃけどうでも良いわけですが。
スマホゲームながらにミッドコアやコア層を狙っていく姿勢というのは、他とは違うというアピールでしょう。それでも、イマイチ何が本格かわからないけど本格RPGを名乗るモノがスマホゲーに出ている事をみると、どのジャンルで勝負する気なのかでずいぶん対応も変わりそうですが。また、メンバーもセガネットワークスやコーエーテクモゲームス、バンダイナムコ、スクウェア・エニックスとスマホでの実績がありそうなところから揃えているあたりは、それなりの本気さも垣間見えます。
注目どころは、1タイトルの開発費が1~2億円というのと、3ヶ月に1タイトルのペースで出してくるというところです。資本がヤフーである以上潤っているのは周知の事実なので、WEB広告とテレビCMをフルに活かす以外の選択肢がないというくらい、力を入れてくるでしょう。となると、今後出てくるタイトルがどのようなヒットの仕方をするかで色々と見えてきそうなモノはあります。
各ゲームメーカーは、スマホに注力したメーカーの業績は概ね好調な結果を出しているような雰囲気もある中、圧倒的資本力と宣伝媒体を持つヤフーがどのような存在感を出していくのかは注目でしょう。据え置き機とは対照的な市場に思えるところもありますが、どの市場も賑わって欲しい限りですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:ヤフーがスマホゲー市場に参入するぞーってなお話です。
:まぁ、ヤフーがある以上そこで宣伝できるってのは強みだよな。
:あとは、資金力が豊富ですから。昨日も書いたけど、スマホゲーのTVCMって凄くよく見かけるでしょ? つまり、それだけ宣伝効果があると言えるわけで、ヤフーもそこらへんにガンガン投資するんじゃなかろうかと。……スマホ市場は賑わっておりますなぁ……。
:据え置き機もこれくらい賑わって欲しいところではあるけどな。
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