一週間を振り返るコラム的な何か
第114回：fpsの話題が出るなどUBIがアサシンクリードユニティでなんだか大変そうだった一週間

サーバー強化はしっかりすべき。

アクセス集中でアクセス制限ってどうなのでしょう？

AZです。アクセスが集中しすぎてパンクしちゃうからアクセス制限！　は理解できますが、そもそも「そういった事態を引き起こさない」ようなインフラを構築すべきではなかろうか？　と思ってしまうのです。

さて、2014年10月5日～10月11日までの間に一番見られた記事は、「30fpsと60fpsはそれぞれ適したゲームがある」でした。fpsは必ずしも多い方が良いと言うことでもありません。他には、「UBI CEO曰く「世界の据え置きゲーム機市場が小さくなっていくということは起きない」」なんかも見られていたようなので、そこらへんについて振り返っておこうかと思います。

fpsにとらわれすぎないようにしましょう

アサシンクリードユニティが900p/30fps固定になると明言したというニュースが出てから、色々と話題が駆け巡りました。

900pが良いか1080pが良いかは、そりゃ高くできるなら高い方が良いという答えで間違いはないでしょう。一切ブレる事はありません。それをやるもやらないもメーカーのさじ加減であり、やらなかった事で色々言われてしまうのも仕方なしではあります。

ですが、fpsの場合は必ずしもそうとは言い切れません。ジャンルにもよりますし、どの程度それが求められているのかや、根本的な問題として、60fpsが可能なのか否かも問われる事になります。最新ハードとして性能がアップしたことをプッシュするのは大いに結構ですが、アサシンクリードユニティの場合は前作「アサシンクリード4」のベンチマークを見てみると、60fpsを実現するには今の据え置き機では厳しいような気がしてなりません。……いやまぁ、実際はどうなるのかわかりませんけど。

もちろん、ただの好奇心として60fpsで動くアサシンクリードというのを見てみたい事に間違いはありません。実際、アサシンクリードユニティがどのような結果を出してくるのかを期待しながら見守っておきたいモノですね。

据え置き機の主戦場は変わった事を痛感

UBIのCEOであるイヴ・ギルモ氏が言うには、「飽きさせないゲーム作りをしていけば、世界の据え置きゲーム機市場が小さくなっていくということは起きないかな、と考えています。」とファミ通のインタビューで発言しました。すでに以前から度々、「据え置き機の主戦場は日本ではなくなった」という事を書いてきましたが、UBI CEOの発言はそういう事であり、色んな意味で日本市場の位置付けが変化したとも捉えることができます。

日本は、海外市場に比べても独特なモノとなりました。スマートデバイスでプレイするゲームや、携帯ゲーム機が主流になっています。一方で、海外では3DSやVitaが売れないというような事が起きており、日本の中小メーカーならまだしも大手メーカーは厳しい舵取りが迫られているというのは想像に容易いのではないでしょうか。

海外の据え置き機市場が大きくなっていく一方で、日本の据え置き機市場は未だ大人しいままです。PS4に絞っていえば、最初の山場は来年の春までにどの程度勢いを作れるのか次第とも言えましょうか。2，3月にはまずまずのラインナップが出揃ってきますし、発売から1年経過した頃には良い勢いになって欲しいと願わずにはおれません。

日本市場は日本市場で独自の形を作りながら、今後も変化していくモノと思われます。海外ゲームが日本じゃ流行りにくいと言われている昨今ではありますが、日本でも幅広く色んなゲームが楽しまれるような環境になっていくことを期待してみたいものですね。