連載:気まぐれゲーム雑記 第33回:ゲーム制作は大変らしいと言う話題

気まぐれゲーム雑記
第33回「ゲーム制作は大変らしいと言う話題」

何とも大変な騒ぎなのです。

仕事は健康体でするのが一番

えー。先に申し上げますと、わたくし管理人は現在親知らず(歯です)の影響で、歯茎が大変腫れておりまして、身もだえしたいような気分だったりします。うん、そんなときでさえも書く事を忘れないのは、自分に対しての意地でもありますが、なんか変な事書いてあったり誤字脱字があったら、歯茎痛くて苦しんでるわけね……と生暖かく見守る程度に思ってあげて下さい。寝られないくらいに痛いので、本当に歯医者に行こうと心から思いました……。

さて、そんな健康パラメーターなわけですが、仕事は身体が資本だ、なんて言葉があります。まぁ、要するに、健康体だからこそ仕事ができるのだから、ちゃんと健康体でいろよ! という教えであります。
でも、そうじゃなくても仕事ができないというパターンもあります。そんなパターンを2つ、ご紹介していきたいと思います。

それでもなおゲーム作り?

かつて、カプコンに岡本吉起という方がいました。
カプコンタイトルで言えば、「ソンソン」で有名になった人です。その方が独立して作った会社に「ゲームリパブリック」という企業があります。
ゲームリパブリックは、PSタイトルだと「GENJI」や「FolksSoul -失われた伝承-」といった、絶妙にジャッジが難しいタイトルでも有名になりましたが、昨年スタジオは閉鎖され、社員達も解雇となり、岡本氏がどうなったのかさっぱりわからない、といった何とも手厳しい末路を辿っていました。

そんなゲームリパブリックの岡本氏ですが、現在はゲームリパブリックの唯一の社員として、携帯ゲームを作っているというお話が出てきました。詳しくはこちら
要するに、岡本氏曰く。

  • 家庭用ゲーム機開発には金がかかりすぎ
  • 今は日本のゲームメーカーも大型タイトルを海外向けに作ってるけど、成功するのはキツイ
  • リーマンショックの煽りで、こっちも借金抱える事になったけど、次のスポンサーがみつからなかった
  • 携帯ゲームでもかなり金かかる
  • でもとりあえず小規模開発なスタイルが自分にはあってるから、それでがんばる

といった感じのようです。

まぁ、実際インタビューの原文(英語)を読んで見ると、結構辛辣に書いてあったりします。まぁ、リーマンショックなどで財政難になったのは運がなかったとは思えますが、管理人はXbox360のロンチタイトルで発売した「エブリパーティ」を開発したのはゲームリパブリックだったのをばっちり覚えていたりします。
エブリパーティを知らない方にさらっと話しておくと、360のロンチタイトルとして発売されたボードゲームで、キャラクターデザインはさくらももこ氏を起用するという、360の方向性とは正反対の雰囲気なゲームです。……日本だからこそ、企画が通ったのかもしれません。

まぁ、そんな経緯もありますが、やはり気になったのは開発費についてです。
自由にゲームを作りたいからといって独立しながらも、現実はインディーズだろうと普通の企業だろうと資金調達が難しくなっている一方で、海外ではKickstarterといったクラウドファンディングを使った資金調達方法が目立つようにもなりました。クラウドファンディングとは、企業ではなく不特定多数の人から資金を調達する手法です。以前紹介したOuyaも、クラウドファンディングでの資金調達をしました。Kickstarterで成功したか否かを見る事ができるサイトもありますので、暇でしたらどうぞ(海外サイトです)。
とはいえ、日本では主流ではありませんし、やはり高騰する開発費をどうするのか、といった問題はついて回ります。このまま高騰し続ければ、いつの日か仕事ができなくなってしまう、というケースにも思えます。

命がけのゲーム開発?

また、PCゲームでオープンワールド型のFPSに「Arma 3」というタイトルが発表されています。
これもまた、大変な事にチェコのゲームスタジオの開発者2名がギリシャ警察に逮捕されるという事件が起きました。容疑はスパイということになっています。くわしくはこちら

これは、リムノス島というギリシャの軍事基地がある島を、ゲーム内にリアルに再現しようとして、撮影許可されていない場所で撮影をしたというのが、逮捕容疑となっています。なんというか、本当に命がけになっちゃってます……。

とはいえ、Arma 3がもうそのままの形でリムノス島を出す事は不可能でしょうし、何かしらの対策を迫られるのは間違いありません。そもそも、釈放に向けて行動を起こすのが最優先になるでしょう(すでに行動は起こしています)。
こういったパターンでも、仕事は出来なくなってしまいます。……いやこれ、相当レアケースですけどね。でも、日本でも政治や宗教が絡むようなゲームは作られにくいというのは、こういう国家間の問題に発展しかねないという懸念からも言えることです。

と、いうわけで、どういう時に仕事ができなくなるか、みたいな事をダラダラと見つけて書いてみました。これらは健康以外のパターンについて書いたわけですが、それでも健康であれば立ち直ることもできます。人間、身体こそが最大で最後の資本です。ですので、いつも健康でいるように心がけましょう。

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:わたくしの歯茎がマジでしゃれ抜きで痛いから、明日朝一番で歯医者にテレフォンします。マジ泣きそう。という事をなぜかゲームのお仕事と絡めてご紹介です。

しゃきーんさん:……そこまでがんばらんでも、普通に休めば?

しょぼーんさん:いや、休んでてもずっきんずっきん痛いだけなんで。たぶん、今まさにピーク。クッソゥ……親知らずめぇ……。絶対抜いてやる! そんでもって、たたきつけてやる! うわぁぁん!

しゃきーんさん:言っておきたいのは、抜くのは貴様の意志かもしれんが、作業するのは歯医者さんだからな……?

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