連載:気まぐれゲーム雑記 第2回:スクエニさんが参入表明したOuya(ウーヤー)って何?
気まぐれゲーム雑記
第2回「スクエニさんが参入表明したOuya(ウーヤー)って何?」
Ouyaって知っていますか?
先日、スクウェアエニックスさんが、FF3を新プラットフォーム「Ouya(ウーヤー)」に提供することを発表しました。
でも、そもそもOuyaって何でしょう?
結論から言ってしまえば、テレビに繋いで遊ぶ新ハードです。PCモニタも大丈夫な気はしますが、いわゆるスマホや携帯との差別化として開発されているので、この表現が一番正しいと思います。なお、一般的なハードなのでコントローラがあるというのもポイントでしょうか。
そして、かなり特殊な事をしているハードでもあります。
Ouyaはウーヤーと呼びます。開発メーカーはBoxer8といい、海外メディアの元IGNな方やマイクロソフトな方など、結構豪勢なメンバーで構成されています。
また、クラウドファンディングサービスであるKickstarterにて出資金を募ったところ、100万ドルをもっとも早く集めたプロジェクトとしても話題を呼びました。あ、クラウドファンディングサービスというのは、不特定多数の方から出資金を募る方法です。
また、ウーヤーはandroid OSを採用していて、大きさはルービックキューブほどである、という話もでています。それに、先日ソニーが買収を発表したGaikaiのライバル社であるOnLiveとの提携も発表されました。つまり、クラウドゲーミングの技術をもってゲームをするということになります。
ちなみにクラウドゲーミングとは、サーバーに接続して様々なハードのゲームがインストール不要で出来る技術を指します。
ここまでの話を整理しましょう。
- テレビ(もしくはモニタ)に接続してコントローラで遊ぶ
- ウーヤーは小さい
- クラウドゲーミングの技術を使う
以上となります。
実はこのウーヤー、かなり前衛的な発想で運営されることになります。
というのも、クラウドゲーミングの技術を使って、と先ほども書きましたが、その前提となるオンライン接続が必須となります。つまり、すべてのゲームはオンラインで買う事になります。そして、すべて基本料金無料です。システム課金やアイテム課金で課金していく仕組みと言う事です。
これは、開発メーカーBoxer8の方針で、購入する前にゲームを試すことができない事が違法コピーへ繋がっている一因である、ということのようです。なんともまぁ、前衛的な発想です。
これが今現在わかっているウーヤーの話です。まぁ、他にも何となくわかっている話もありますが、長くなっちゃうので省略です。
で、ここらへんで何が重要なのかというと、クラウドゲーミング技術を買収したソニーさんですが、もしかしたら先にこのウーヤーでお披露目という可能性もあり得てきました。
もちろん、ソニーさんが抱えているタイトルも多いですが、今回のスクエニさんみたいに「自社で抱えているタイトル」というのは、ソニーさんを待つことなくウーヤーに行く、という事もあり得ます。……可能性が未知数すぎるので、日本のメーカーさんがすぐさま飛びつくとは思えませんが……。
果たしてこのウーヤーが日本へやってくることはあるのでしょうか? クラウドゲーミング技術など非常に気になる点も多いので、注視しておきたい存在ではありますね。
ちなみに、発売は2013年3月を予定している、とのことです。
[情報元:スクウェア・エニックスさん]
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:スクエニさんがOuyaに参戦するそうなので、ウーヤーのご説明を兼ねたお話です。
:これはどうなんだろうな? 日本で流行るかねぇ?
:この、オンラインで何でも買う、というあたりはかなりしっかりした運営会社じゃないと難しそう。でも、プリペイドのシステムを使えば大丈夫な気もする。あとはどんなゲームが提供されるかって事次第だとは思うけど、どうなんでしょ。しばらくは様子見かねぇ?
:ふむ……。こういった話だと、時代が目まぐるしく変わる、というよりも、技術進化に人が対応していけていない部分というのが大きいような気もするな……。
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