龍が如くスタジオの処女作となる「バイナリードメイン」ですが、2月1日から体験版配信となったので早速プレイしてみました。というわけで、いつものように体験版インプレッションです。ちなみに、機種はPS3です。

TPS初心者さんでも安心出来る丁寧な作り

龍が如くスタジオと言う事で、硬派な作りかと思いきやそんなことはなく、難易度は4段階ありエイム（銃などの照準を合わせる事）も初心者用に敵にあわせやすくなるような設定にもできて非常に丁寧です。TPS初心者さんがやるには良いゲームに思います。ですが、注意してほしいのは「簡単」というわけではありません。敵はよく動きますし、それ相応の対応が必要となります。

あとは、海外ゲームを色々と参考にして作られているようですが、日本独特の雰囲気みたいなものがあり、やはり海外ゲームとは違って和製だ、という印象を受けます。

ボイス指示はボタン指示と音声指示で結構印象が違う

ウリとなっているNPCへのボイス指示は、ボタン操作でやるかマイクでやるかで印象が違います。ボタンは、L2を押しながら用意されている定型文を○、×、□、△の各ボタンで応える形になりますが、リアルタイムでの銃撃戦が起っている中での返答なので、応えてる余裕がありませんけど？　というケースがあります。

ですが、ボイスでやると案外できてしまうもので、雰囲気重視の人は盛り上がれるのではないでしょうか。人によっては、音声認識しにくい、という人もいるとは思いますので、試して見た方が良いでしょう。

好感度で指示に反対された時の違和感だけどある意味面白い

本作は、NPCとの好感度があり、NPCにとって好感的な行動を取れば上 昇。NPCを撃つなどすると好感度が下がります。それが、ストーリーやゲーム中の指示に影響してくるのですが、銃撃戦の中で「撃て」と命令して「NOよ！」と言われた際の、……え？　感が「ある意味面白い」部分でした。

ついでに、味方を撃てば好感度が減るのに、味方が自分の射撃直線上に出てくる場合があったのは焦りました。

武器のアップグレードや買い物ができるのも良い

他のTPS物と違い、RPG的要素として買い物やアップグレードができます。これは個人的には好感触でした。スキルなどにも期待したいですね。

カバーの際、NPCが邪魔になるのはこれ系ゲームでお馴染みです

カバーアクション。要するに遮蔽物に体を隠している状態の事ですが、この体勢に入った時、NPCが邪魔になるケースがありました。これは、管理人のプレイ法が悪いのかもしれませんけど……。

結論

和製のTPSにしては、良く出来ていると思いました。ギアーズやマスエフェクトに似ていますが、良いとこ取りをしつつ、プラスαを目指した感じですね。あとは、和製であるというのは一つの安心要素ではないでしょうか。ボリュームがどれくらいになるのか、オンラインプレイはどれ位楽しめるか、この2点が焦点になってくると思います。ストーリーはかなりスケールが大きそうなので、期待できそうですね。

全体として、既存のTPS物、マスエフェクトやギアーズなどをプレイしてしまっていると、ものすごい大当たり！　と賞賛できるわけでもありませんが、決して外れではない、と個人的には感じました。むしろ、そういう海外のTPSをプレイしていない人向け、のように思えます。

新規タイトルなので、どこまで売れるかは未知数ですが、しっかりと丁寧に作られているゲームだと思うので、体験版をプレイできる方は一度試してみてはどうでしょう？

以上、体験版インプレッションでした。