その他・Fallout Onlineの問題はベセスダさんが権利を得て終わったようです

かれこれ3年程度の間裁判であれこれ話し合われた「Fallout Online」ですが、ベセスダさんがFalloutの権利をすべて得たので、Fallout Onlineはなかった事になるようです。以下、抜粋。

初代Falloutは,Interplayが1997年に発売したRPGだが,同社は資金繰りの悪化によって2004年に一時閉鎖を余儀なくされた。閉鎖に際して,同社の持つすべての知的財産権が債権者によって切り売りされたのだが,そのとき,Falloutに関する権利を買い取ったのがBethesda だった。しかし,Bethesdaが2008年に「Fallout 3」(PC/PlaStation 3/Xbox 360)を発売する直前,復活したInterplayがオンライン版Fallout「Fallout Online」の制作を発表する。

つまり,Falloutの知的財産権のうち,オンラインゲームに関するものだけは彼らの手に残っていたようだ。しかし,Fallout Onlineには債権者から「2009年までに3000万ドルの利益を確保すること」といった厳しい条件が付けられており,2009年にようやくβテスト 受付の開始を告知していたInteplayは当然ながらそれには間に合わず,しかも同社は再び経営難に見舞われていた。

今回の和解によって,Falloutに関するすべての権利がZenimax,つまりBethesdaに帰属することになり,Interplayはその見返りとして200万ドルを受け取り,「Fallout Online」の開発は中止する。

[情報元・4Gamer.netさん]

要するに簡単にまとめると。

元々フォールアウトを作った会社Interplayさんが経営悪化→フォールアウトの権利をベセスダ(ゼニマックス)さんが買い取る→Interplayさんはオンラインに関する権利だけは売らなかった→フォールアウト3を発売する直前でInterplayさんがFallout Onlineを制作発表→裁判へ→3年経過→Interplayさんは200万ドルでFalloutのすべての権利をベセスダさんに(今ココ)

こうやってみると、何とも言いがたい感じはしますが、今やFalloutといえば、ベセスダさんの主力ソフトの一つであるのは間違いありません。

ひとまずは、無事に解決できたことを喜ばしく思うべきでしょうか。あとは、現在問題になっているスカイリムのPS3版不具合や、その他の修正などに取り組みつつ、フォールアウトシリーズの新作にも期待したいですね。もちろん、不具合やバグはなしの方向で。

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:変な形でリリースされそうになっていたフォールアウトオンラインに関する事の結末です。

しゃきーんさん、焦る:なんというか、アメリカビジネスってこええな……。

しょぼーんさん:こういうところに貪欲な人がビジネスで成功しやすいんだろうけど……。これはちょっとね。

しゃきーんさん:まぁフォールアウトは今やベセスダさんの代名詞的なゲームだしな。

しょぼーんさん:バグが多い事でも知られたけど、十分面白いゲームだからね。これでやっと、フォールアウトっていうゲームがベセスダさんに一本化されたってことになります。

しゃきーんさん、焦る:でもさ、今ベセスダさんってスカイリムのPS3問題とかあるじゃん?

しょぼーんさん:そうだけど、人もそれなりに多いだろうからもう次の一手を考えてるんじゃない?

しゃきーんさん:今度こそ、バグがないゲームがリリースされて欲しいな。

しょぼーんさん:そだねぇ。次のフォールアウトがいつになるかはわからないけど、スカイリムで培った知識をしっかりと継承して作ってほしいものです。

しゃきーんさん:日本でもそれなりに知られるようになったメーカーさんなだけに、頑張って欲しいところだ。

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