日本でも発表があった「Kingdoms of Amalur: Reckoning」の開発元38Studiosが、先日から経営危機に陥っている事はお伝えしてきましたが、日本で言うところの破産手続きを開始したようです。

38Studiosさんは、デラウェア州の連邦破産裁判所でいわゆる倒産手続きを行い、ロードアイランド州による資産価値の評価が開始された、というニュースが出ました。
また、共同開発していたBig Huge Gamesさんの開発者達を新たに雇用したEpic社は、AmalurなどのIPの購入は視野に入れていないと明かしています。
……これはもはや覆せませんね。

日本国内においては、キングダムズ オブ アマラー：レコニングとして発売が発表されていますが、海外ではすでに修正パッチを出せないとの旨を開発者がユーザーに対して行っています。また、38Studiosの倒産に伴う開発者達はEpic社の新スタジオにて雇用する流れになっていますが、その新スタジオはAmalurシリーズではなく、まったくの新作を作ることになったようです。

すでにAmalurシリーズはロードアイランド州が権利を持っているので、どこかの会社が買い取らない限りは、新作が出る事はないという運びになります。
個人的に注目してきたタイトルだけに、非常に残念な結果になってしまいました……。今回の一件は、ロードアイランド州の誘致に事の端を発しているわけですが、海外のハリウッド的なゲーム開発というモノの怖さを垣間見ることのできた出来事です。
今後、カートシリング氏がどう動くかはわかりませんが、Amalurシリーズをどこの会社が買い取るのか、見守りたいですね。

［情報元・doope!さん］