ビジネス:Legend of GrimrockのGOG.comの販売数が1万7000本いったそうです

すでに配信されている「Legend of Grimrock」ですが、GOG.comでの販売数が1万7000本を突破したそうです。
配信から2,3日で開発費を回収し、その後は開発費の2~3倍までセールスを伸ばしたニュースも出ていたわけですが、具体的な数字が出てきたのは初めてです。以下、抜粋。

Steamでの好調なセールスも報じられ十分な回収を済ませたことが判明しているAlmost HumanのダンジョンRPG「Legend of Grimrock」ですが、本日ForbesにCD Projektのデジタル流通に対するチャレンジにスポットを当てたディレクターGuillaume Rambourg氏へのインタビューが掲載され、GOGでのLegend of Grimrock販売が既に1万7000本を突破していることが明らかになりました。

[情報元:doope!さん]

17000本と言われてもぱっとしないかと思いますので、ざっくりと計算してみます。

現在(5/16 21時現在)の為替レートは1ドル80.48円となります。面倒なので80円換算にします。
で、本タイトルであるLegend of Grimrockは、通常価格14.99ドルです。面倒なので15ドルで計算します。
すると、以下の計算式になります。

80(円)×15(ドル)×17000(販売本数)=20400000円(2040万円)

この計算は、あくまでも定価である、というのと、GOG.comのみの販売数を計算した場合の結果です。
あとLegend of Grimrockは、予約で割り引きセールスや配信開始当初の初回セールスを行っており、その間は13.99ドルだったので多少の誤差は出てくるでしょう。
実際の数値は、そういった初回セールスでの差額やSteamの販売本数を加算したモノになります。
GOGとSteamのどちらが販売数が上かはわかりませんが、似たり寄ったりな数字にも思います。
正確な数字はわからないにせよ、2040万という数字だけでも「たった4人で作った」と言う事を考え、さらにはSteamの売り上げもあると言うのを考慮すればセールスとして大成功と言えますね!
(Legend of Grimrockは開発は4人、期間は10ヶ月程度で開発されたと過去のインタビューで発表済みです)

こういったビジネスモデルは、SteamやGOG.comといったダウンロードで格安に提供するシステムが構築されているから成功した、といっても過言ではありません。ダウンロード・デジタル販売という視点からみると、PCに関してはかなり出遅れている日本では厳しい結果になる事は想像に容易いです。それに、ルセッティアのような例もあります。

PSNやXBLA、それに3DSのe-shopといったDL専用デジタル販売はそれなりに普及しているとも思いますが、今後の日本のゲーム産業を考えると新しくチャレンジしたい若手はどこで勝負すべきなのか、しっかりとした先見の目も必要になりそうです。
なんにせよ、ユーザーとしては面白いゲームが格安で入手でき、多くの人に広まればそれに越した事はないのでしょうけどね!

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:Legend of GrimrockのGOG.comの売り上げが17000本だったので計算しつつDL商法というのをちょっと思慮してみた感じのお話です。

しゃきーんさん:10ヶ月で2000万以上の売り上げか。凄いな。

しょぼーんさん:GOGとSteamが半々だったら、倍ってことになるからね。景気の良い話です。マインクラフトもそうだったけど、入手しやすい環境と価格設定というのが一番大切なのかもしれない。

しゃきーんさん:まぁ、実際外れだとしても痛くない価格ってあるもんな。

しょぼーんさん:わたくし、ルセッティアもやったのですが結構面白いよ? あれで2000円程度ならいいわーって思ってた。重要なのはそういうところかもね。

しゃきーんさん:日本だとPCゲーム市場が海外ゲーム市場と一体化してる節もあるしな。今後、どういった部分が特化していくのかわからんが、何よりもユーザーに対して優しい環境であって欲しいものだ。

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