連載:一週間(2016年3月13日~3月19日)を振り返るコラム的な何か 第182回:Steamと日本のシューティング事情が話題になったらしい一週間
需要と供給のバランスが大切。
ディビジョン、ゴールが見えてきました
AZです。PC版のディビジョンは、聞こえてくる音声が英語だったり中国語だったりロシア語だったりするわけですが、未だ日本の人に出会っていないような気がしてなりません。
さて、2016年3月13日~3月19日までの間に一番閲覧数が多かった記事は、「Steamを中心とした日本のシューティングゲーム事情が垣間見える」でした。日本におけるシューティング事情が何となく垣間見える気がしないこともないわけですが、本日はそんなシューティング事情を振り返っておこうかと思う次第です。
厳しいなりに新しい市場探し
日本ではよく知られたシューティングが、Steamへこぞって進出するようになりました。それなりにしっかり取り組むところから、ある程度様子見をしているメーカーまでメーカーごとに様々な思惑がある事は窺えます。
記事内では、シューティングの市場規模はそんなに大きくないという事が伝えられていますが、大手メーカーがシューティングを出さなくなったという事を見れば、大体想像もついてしまうあたりにシューティングのプレイヤー人口が何となく垣間見えるところでしょうか。ともなると、ゲームジャンルがこれだけ多様化した市場ですし、少しでも市場を広げようとするならば、Steamなど比較的簡単に海外にもアピールできる場にも出した方が色んな意味で有利である事も見て取れます。国内だけじゃどうにもならないのが現状でしょうし……。
一方で、日本におけるSteam事情といえば、大手メーカーもジワッと自社タイトルを出してくるなど、それ相応の対応が見られます。まぁ、未だ“おま国”なるリージョン規制など、プレイヤーにとってまったくもって嬉しくない問題が根強く残っていますし、メーカーが解決する気があるのかどうかさえ見守られるわけですが、数年前にくらべて格段に使い勝手は良くなったでしょう。為替で一喜一憂することもなくなったのは、何とも言いがたいですけど。
ともあれ、日本でもSteamという市場がジワジワと大きくなりそうな雰囲気がある中で、シューティングだけに限らず他のジャンルがどういった動きを見せるかも注目です。スマートデバイスが最大市場になっている日本のゲーム市場ではありますが、家庭用機もPCも良い動きを見せて欲しい限りですね。
:日本のシューティングがSteamに集まってるという記事が話題になっていたよーってなお話です。
:まぁ、シューティングは利益を出そうとするなら色んな場所を考えないといけないだろうしなぁ。
:別に、それはシューティングに限った話でもないけどね。売れる場があるなら、色んなところで売るのが正解だとは思うよ。その中で、家庭用機は独占タイトルとかサービス面諸々で家庭用機なりの価値を見出せば良いんじゃなかろうかと。……まぁつまりは、どの市場も盛り上がっていないと後々大変だから、色んな市場を盛り上げようぜって事で。
:さて、今後どうなるのかねぇ……。