連載:一週間(2016年1月17日~1月23日)を振り返るコラム的な何か 第175回:Steam版ダンガンロンパの仕様が明らかになった一週間
PC版を売る気がないというのはどういうことなのか
メーカーがどう対応するかも自由であり、それに反応する側もどう思うかは自由なのである
AZです。先日、あまりの寝不足から約14時間ほど爆睡してしまい、2016年も早々に自分の健康を気遣うターンが訪れたようです。
さて、2016年1月17日~1月23日までの間に一番閲覧数が多かった記事は、「Steam版「ダンガンロンパ」はインターフェイスや字幕は英語のみ、吹き替えだけ日本語ありの仕様」でした。まぁ、何となく予想できた範疇の答えですが、本日はそういった日本メーカーとSteam絡みの話を振り返っておこうかと思う次第です。
「日本では」売る気がないという事はつまり?
Steam版ダンガンロンパが告知されたわけですが、残念なことに日本語は吹き替えのみで字幕もインターフェイスも英語となる事が明らかになりました。日頃からSteamで遊んでいる身としては、まぁ予想できた範疇ではあります。
日本メーカーのタイトルが一部リージョン規制されているのは、ある意味昔からの事です。むしろ、わずかながら改善傾向も見られるわけですが、抜本的なモノには至っていないのが現状です。むしろ、家庭用機がメインである日本にとってPCゲーム市場は実にアレな立ち位置ではあるのですが、出すなら出すでそれなりの対応をしないと、絶妙に微妙なヘイト値を溜めていきかねない気がしてなりません。
こういったリージョン規制の問題で厄介なのは、基本的にメーカーからの回答は何もない、というところです。どういう意図があって日本語を配信しないのかが明確でないからこそ、下手な憶測を呼ぶことになります。要するに、納得できそうな説明があればヘイト値も溜まる事も少ないとは思うわけですが、そこまで事情をハッキリと出すメーカーもそうはない、というのもまた現実でしょう。なかなか、上手くかみ合わないモノです。
マルチデバイスな時代へと突入する中、日本のゲーム市場はスマートデバイス方面が強くなり、2016年はPS4やNXがどうなるかが注目されるといった段階にもなりましたが、そういう中でPCゲーム市場がどういう形になっていくかも注目されます。PCでゲームをする人達に向けても、より良い対応をするメーカーが増えてくれることを期待したいモノですね。
:Steam版ダンガンロンパの仕様が明らかになった一週間だったよーってなお話です。
:まぁ、メーカーにも都合があるってことかねぇ?
:そゆことじゃない? これでどう思われるのかは知らんとしか言えないけどね。でもまぁ、以前ファルコムの時も書いたけど、メーカーが望む利益があれば日本語でも出すのが現実なのだから、これもまたそうじゃなかったとしか思うしかないかなぁとは思う次第。……なんか、ゲームを売るってのはややこしい話だねぇ……。
:PCだろうが家庭用機だろうがスマホだろうが、やりたいモノでやれるような環境になっていけば良いとは思うんだがね。