連載:気まぐれゲーム雑記 第930回:「イクシオンサーガ」、ついに2015年11月30日を以てサービス終了
よく続いたモノです
色んな意味で完成されたゲームだった
AZです。Fallout4のインプレッションは、システム面のみに比重を置いて書こうかと思っている所存です。
それはさておき、ありとあらゆるネタを提供してくれた気がしないこともない「イクシオンサーガ」が、ついに2015年11月30日を以てサービス終了することになりました。
平素より『イクシオン サーガ』をご利用くださいまして、誠にありがとうございます。
この度、『イクシオン サーガ』は、サービスの提供を終了させていただくこととなりました。
今まで、多くのお客様にご支持いただきましたことに、開発運営チーム一同、深く御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
[引用元:イクシオンサーガ公式サイト]
最後の最後までアレですねぇ……。
最大8vs8の対戦アクションとして話題を集めた……はずだったのですが、なぜかメディアミックスしたアニメの方が話題になるという摩訶不思議を見せつけてくれた一作となっていました。アニメの方はまさかの2クールという力の入れようだったのに、大元となるゲームは一向に賑わいを見せなかったのは、何とも滑稽に映ってしまった様な気はします。……こう見えて私、アルファテストから参加しておりましたし……。
正式サービス後も大型アップデートなどでテコ入れはしていましたが、人が増えるような傾向は皆目見られず、最後の方はゲームよりもアニメの宣伝ばかりをしていた公式ツイッターでさえ2013年11月のリツイートを最後に一切沈黙した状態でした。いち個人の感想ですが、「アルファテストでまとわりついた印象を最後までぬぐうことはできなかったし、正式サービスもそんな感じのクオリティだったし、最後まで開発の意図するところがまるでわからなかった」と評するしかありませんでした。いや、ほんと辛口とかそういうレベルじゃなかったんです……。
また、発表からわずか10日程度でサービス終了という異例の早さを見せつけていますが、これもまた仕方がないところでしょうか。8vs8の対戦モノなのに私がちょっとプレイしてた時でさえ対戦が成立するか否かというギリギリのラインでしたし、あれから数年経った今は過疎がより加速している事も予想できます。そういった早さで終わっても問題ない、という事情が何となく見えてしまうのも、プレイした身としては何とも世知辛いモノはあります。
イクシオンサーガは、8vs8の複数対戦というコンセプトは悪くなかったはずなのですが、何を楽しむのか分からない代物になってしまったとも言える作品でした。こういったモノを教訓に、カプコンは次なる「完全新作」をどのように作り上げるのか、色んな意味で楽しみにしておきたいですね。
:「イクシオンサーガ」がついに2015年11月30日を以てサービス終了だぞーってなお話です。
:ついに終わるのか。むしろ、まだ終わってなかったのか……。
:メディアミックスしたから、引くに引けない事情があったのかもしれないね。まぁ、求められていないのだから終わるというのも道理ではあるのだけれども、細かいアップデートもなしに放置してたってのも凄いなぁと。……開発側は、このゲームをどうしたかったのかな……。
:……むしろこっちは、このゲームの影響でCOG(カプコンオンラインゲームズ)が手がけるタイトルに一抹の不安を覚えるようになってしまったわけだが……。