連載:気まぐれゲーム雑記 第903回:アメリカのゲーム産業統計データで50歳以上のゲームプレイヤーが27%など興味深い結果に

データを見るのは面白い

アメリカのゲーム市場事情が何となく見える

AZです。年老いてもゲームをやり続ける気力だけは持ち続けたいです。

それはさておき、アメリカのゲーム産業統計データで50歳以上のゲームプレイヤーが27%など、実に興味深い結果が出たそうです。

  • アメリカ人1億5500万人がゲームをプレイ、家庭では平均2人がゲームをプレイしている
  • 80%の家庭がビデオゲーム用のデバイスを持っている。その内、コンソールを持っているのは51%
  • アメリカのゲーマーの平均年齢は35歳
  • ゲームプレイヤーの男女比率
    男性 56%、女性 44%
  • ゲームプレイヤーの年齢比率
    18歳以下 26%、18歳から35歳 30%、36歳から49歳 17%、50歳以上 27%
  • 最も頻繁にゲームをプレイしている年齢層
    男性平均 35歳、女性平均 43歳
  • 年間プレイされる平均ゲーム数は13本
  • 最も頻繁にゲームを購入する平均年齢は37歳
  • オンラインゲームをプレイするためにお金を払っているコアゲーマーは29%
  • ゲーム購入者比率
    男性 59%、女性 41%
  • コアゲーマーの39%がソーシャルゲームをプレイしている
  • コアゲーマーのゲーム機種比率
    PC 62%、ゲーム専用機 56%、スマートフォン 35%、ワイヤレスデバイス 31%、携帯ゲーム機 21%
  • モバイルデバイスでプレイされているゲームジャンルの比率
    ソーシャルゲーム 31%、パズル・ボードゲーム・カードゲーム・ゲームショウ 14%、アクション 5%
  • 3年前よりゲームをプレイするようになった人が何の時間を削ったか
    テレビの視聴 39%、映画館で映画鑑賞 40%、自宅で映画観賞 47%
  • ゲーム機のゲーム以外での使用用途
    映画観賞 54%、テレビ視聴 33%、音楽鑑賞 27%、ライブ鑑賞やその他 20%
  • コアゲーマーが他の人と一緒にプレイする時間
    他者とのオンラインプレイ 週6.5時間、実際に会ってプレイ 週5時間
  • コアゲーマーが他のプレイヤーとプレイしている比率は56%(関係性の内訳は、友人 42%、家族 21%、両親 16%、配偶者/パートナー 15%)
  • 少なくとも毎週マルチプレイヤーモードをプレイしているコアゲーマーは54%
  • ビデオゲームが友人との関係性に役立っていると感じているコアゲーマーは54%
  • ビデオゲームが家族と過ごすための時間となっていると感じているプレイヤーは45%
  • 2014年に発売されたゲームタイトルのレイティング割合
    E(6歳以上)41%、E10(10歳以上)21%、T(13歳以上)23%、M(17歳以上)14%
  • 2014年ゲームジャンルの売り上げ比率(家庭用ゲーム機)
    アクション 28.2%、シューター 21.7%、スポーツ 13.3%、RPG 9.5%、格闘 6.0%、アドベンチャー 6.0%、レーシング 5.2%、ストラテジー 4.1%、家族向け 3.3%、カジュアル 1.3%、その他 1.1%、フライト 0.1%、アーケード 0.1%、児童向け 0.1%
  • 2014年ゲームジャンルの売り上げ比率(PC)
    ストラテジー 37.7%、カジュアル 24.8%、RPG 20.2%、シューター 6.4%、アドベンチャー 4.8%、アクション 2.5%、その他 1.6%、家族向け 0.7%、フライト 0.7%、レーシング 0.3%、スポーツ 0.2%、アーケード 0.1%
  • 2014年に消費者がゲームに費やした金額
    224億1000万ドル
  • 2014年のパッケージとデジタルの販売比率
    デジタル版 52%、パッケージ版 48% 

[引用元:Game*Spark

これまた、面白いデータですね。

何気なく幅広い年齢かつ、男性のメイン層になっているのが35歳後半であるところを見ると、ゲームは大人の遊びであるという認識が強いことが窺えます。PCで62%のコアゲーマーなる人達が遊んでいるという結果も、家庭用ゲーム機よりPCが先に普及したあたりも影響してそうですし、日本とは違った考えであるのが良くわかる結果、とも言いましょうか。海外ではPCゲーム市場の復権も叫ばれておりますし、それが強く反映された結果にも見えます。

また、PCにおいてはストラテジーが一番売れているという結果になっているわけですが、これはストラテジーのジャンルが家庭用機ではあまり人気がないという事よりも、どちらかと言えば家庭用機とPCのプレイヤー層の年齢差や好み、プレイスタイル等々が影響している様な気はします。そういったところは、日本とは明らかに違ってわかりやすいところではないでしょうか。

一方、日本ではスマートデバイスが台頭したり、SteamなどでPCゲームをする人がジワジワと増えてきたりと、ゲームを取り巻く環境がここ数年で大きく変化してきました。こういった感じのアンケートを取ればずいぶんと違った答えが出てくるのは、一目瞭然という結果にはなりそうですが。

こういったアンケートは、海外市場や日本市場を客観的に見るのには有益なモノであり、各市場の現状を知るにはちょうど良いモノに違いはありません。データのすべてを信用するのもアレなところはありますが、そういった話もあるのだ、程度には知っておくと良いかもしれませんね。

連載:気まぐれゲーム雑記 第903回:アメリカのゲーム産業統計データで50歳以上のゲームプレイヤーが27%など興味深い結果にに関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:アメリカのゲーム産業統計データが何か面白かったよーってなお話です。

しゃきーんさん:やっぱりPCが強いな。

しょぼーんさん:なんだかんだとね。でも、家庭用機が強い日本であったとしても、スマホが台頭してきたり何だったりと、時代によって変化はしていくっつーのはあるから、こういうデータは逐一アップデートしておくといいかもしれんね。……アップデートしておかないと、時代遅れになるしネェ……。

しゃきーんさん:……時代の変化についていくってのは大変だよなぁ……。

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