連載:気まぐれゲーム雑記 第784回:スクエニ社長松田洋祐氏、eスポーツで業界を引っ張る会社になると宣言
気まぐれゲーム雑記
第784回:スクエニ社長松田洋祐氏、eスポーツで業界を引っ張る会社になると宣言
グローバルな会社ならあるいは。
ショービジネスの代表作を自社で作れるか否か
AZです。暑さと寒さが両立しているような今日この頃ですので、体調管理には注意しておきたいです。
それはさておきまして、スクエニの社長松田洋祐氏が、「eスポーツで業界を引っ張る会社になる」と宣言しているようです。ざっくり話をまとめると次の様な感じ。
- 2014年末には松田洋祐社長が「eスポーツで業界を引っ張る会社になる」と宣言した
- 国内でeスポーツが盛りあがり始めたのは、遊んでいるのを動画に撮って人に見せることが簡単になったため
- 「eスポーツで業界を引っ張る」と宣言したのは、世界の流行を取り込みたいのもあるが、単純に面白そうだから
- 今のスクエニの大方針として、一人で没頭できるRPGと、ユーザー同士の対戦や協力で盛り上がれる二本柱で作品作りを進めており、後者がeスポーツ
- 具体的に15年度にいくつ出すというのは明言できないし、経営側から「こんなゲームを」と指示したモノは大抵面白くないので、制作者には通信やソーシャル機能を作品に組み込んで欲しいと課題は与えたが、どんな発想がでてくるのかを待っている
- スマートフォン向けの作品でも、eスポーツになりうると思う
- 将来は、RPGの代表作であるファイナルファンタジーやドラゴンクエストに並ぶ、eスポーツの代表作を作り、売上でも大きな柱とする
- スマホからゲームに入った若者にはeスポーツが普通に受け入れられる可能性もある
- 15年には、賞金総額1千万円の大会も予定しているが、参加者への動機付けとして出した
- すべて自社で進めるのではなく、他社とも連携や提携を考えていきたい
[引用元:朝日新聞]
だいたい、以上となります。
eスポーツが日本で盛り上がっているかどうかはさておくとして、海外では確実に盛り上がっています。ジャンルで言えば、FPS、RTS、MOBA、格闘ゲームあたりがメジャーなところではないでしょうか。特に、Twitchを使ってのショービジネス化は、新しいスポーツとまで言われるほどになっています。
では日本はどうなのかと言えば、一部の格闘ゲーム向けなプロの方々がメジャーな存在として君臨していますが、本当にごく一部といった印象にもなります。しかして、昨今だとプロゲーマー向けの専門学校が開設されるなど、注目度もジワッとながらに大きくなっているのは確かでしょう。とはいっても、主戦場となるのが主にPCゲーム関連なので、そこから広がりを見せるのかどうかは何とも計り知れぬところですが……。
また、松田洋祐氏は、「スマートフォン向けの作品でもeスポーツになりうる」と申しておりますが、実際どうでしょう? いや、スマホ向けにMOBA系ゲームが出てきているのも知っておりますし、そこらへんが賑わえば可能性としてなしではないのでしょうが、基本的にeスポーツはショービジネスの側面が強く(ルールを知っている人達に対し、魅せて勝つ)、スマホ向けがショービジネスになるのか? と言われると、現時点では難しい気がしないこともありません。まぁ、今後はわかりませんけど。
ともあれ、スクエニが自社でeスポーツの代表とされるようなゲームを作ると申している以上は、そういったタイトルがそのうち顔を見せるかもしれません。賞金も出して宣伝しているわけですし、その成果が実るのか否かは今後を生暖かく見学しておきたいですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:スクエニがeスポーツに興味津々だよーってなお話です。
:ふむ。まぁ、きちんと自社でもその業界を盛り上げていこうって動いてるならいいんじゃねーの?
:そだねぇ。自社の利益になりそうなうちはきちんと協力し続けるんじゃない? そこらへんはビジネスだから、ある程度割り切る必要はありそうだけど、格ゲーみたいに「コレぞ!」ってモノが作れるなら可能性は十分あると思うよ。……スクエニがどんなeスポーツ代表作なるモノを作るのかはさっぱりわからんけどネー。
:……確かに、スクエニと言われたら「コレ!」みたいなモノは想像がつかんなぁ……。
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