連載:気まぐれゲーム雑記 第659回:今後海外の主流になりそうなオープンワールドRPGは日本だとどうなるのか
気まぐれゲーム雑記
第659回:今後海外の主流になりそうなオープンワールドRPGは日本だとどうなるのか
好き嫌いがあるのは理解します
オープンワールドは今後もグイグイ話題になって欲しい
AZです。先日はミラクルムーンだったそうですが、「ミラクル」という言葉にミラクルさを余り感じられなかったのが最近のモヤッとした事です。
それはそれとて、マスエフェクトやドラゴンエイジ:インクイジションでお馴染みBioWareのエグゼクティブ・プロデューサーMark Darrah氏が、RPGは「Skyrim」により今世代はオープンワールドが支配的なジャンルになるといった見解を述べています。
『Skyrim』がRPGの景観を一変させたんだ。『Oblivion』は600万本かそこらの売り上げだったが、『Skyrim』は2000万本だ。それが全てを変えたと言えるだろうね。
今では、他のファンの期待も変化しつつある。今ではゲームをする時間が減っている人が多く、それがゲームプレーの区切りに対する期待を変化させたんだ。それが郷愁を生む結果にもなり、過去のフィーチャーに対する思い入れも強くなっている。生まれて初めてプレーしたRPGが『Skyrim』だというプレーヤーが、突如として1500万人も誕生したことになるんだよ。彼らはストーリーテリングや探索に求める物が大きく異なっているし、一番大きな変化があったのは探索だろうと思う。
~中略~
ハードウェアのお陰で再び巨大なゲームを作ることが可能になったし、それがRPGを最前線へと復活させたと考えている。これまでがそうだったが、コンソール世代が次に移ると、支配的なジャンルが変化するんだ。2世代前に支配的だったジャンルは、シューターではなくレース・ゲームだった。その前のPS1の時代には、RPGが支配的ジャンルだったんだ。同じことが現在も起きていると思う。必ずしもRPGが支配的なジャンルになるかどうかは分からないが、オープンワールドの探索ゲームが今世代の支配的なジャンルになるのではないかと考えている。
[引用元:Choke Pointさん]
まぁ海外ではその流れが強いですねぇ。
海外だと「Oblivion」や「Skyrim」に限らず、「Fallout」などもオープンワールドの探求する面白さをより強く打ち出したRPGと言えます。それらのシリーズは、今でも根強い人気があるのは言うまでもないでしょう。
一方で、日本でオープンワールドのRPGと言えば「ゼノブレイド」が該当するとも思いますが、他はRPGというジャンルでくくれるのかどうかが悩ましいタイトルになりがちです。アクション面が強いタイトルならそこそこにあるような気もしますが、ジャンルわけが何ともややこしい雰囲気にさせてくれますし、オープンワールドでRPGな事を強調しているタイトルはそう多くもない事に違いはありません。
また、日本だと「日本人には絶対に“スカイリム”は作れない」などというゲーム会社らしき役員な人もいるわけですが、日本でオープンワールドなRPGがどのように見られているのか、何となく言わんとしたい事はわからないでもありません。決められたレールを歩くRPGと自分で探すRPGのどちらが良いかという問題にもなるわけですが、日本だと前者だという事になります。
とはいっても、企業における開発費の高騰などを考えると、海外でも売れる事を念頭に置かねばならず、各メーカーが今後どういった方向性に突き進もうというのかは色んな意味で見どころかもしれません。FF15がある程度の答えを示してくれそうな気はしますが、はてさて今後の日本におけるRPG事情はどうなるのかを生暖かくウォッチしておきたいですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:Biowareのプロデューサーさん曰く、今世代はオープンワールドがRPGの主流になるんじゃね? ってなお話です。
:まぁ、もうその風潮はあるよな。UBIは完全にオープンワールドプッシュになったわけだし。
:この流れは基本的に海外のものなんだけど、海外市場でも結果を残さないといけない大企業は「日本らしいオープンワールド」なるRPGが作れるのかという話にもなるのかなーと。まぁオープンワールド好きとしては、どんどん流行りまくって欲しいけどね。……Falloutの続編、早く出てこないかなぁ。
:……日本のタイトルではないが、まぁFalloutなら期待しちまうのも仕方無しか……。
:
:
:
:
オープンワールドだと、ストーリーが薄くなりがちなのが気がかりです。
洋ゲーだからなのかもしれませんが…。