まぁ、テコ入れが必要になっているということですね。

「モンハン商店　アイルーでバザール」は、モンハンのネームバリュー効果なのか「パズドラ」ともコラボしたわけですが、そういったコラボしたモノであれどばっさり切ってくるあたりは流石というべきでしょうか。他にも、先日サービス終了を発表したばかりの「ドラゴンズドグマクエスト」もパズドラとコラボしていましたが、売上等々には影響がなかったともみる事ができます。

カプコンのスマートデバイスタイトルは、モンハン頼みな部分や課金しないとゲームにならないような類のモノが多かったような印象もありました。そういった意味で、プレイヤーがついていけなかったようにも感じられますし、スマートデバイスが台頭してきた時期に良く見られた「とりあえず出せば良い」的なムードがあったのも確かです。以前にも紹介しましたが、カプコンの社長である辻本氏は「ソーシャルゲームにも参入しましたが、惨憺たる結果」と語っていたので、どうにもならなかった事が垣間見えたりもします。

現在、スマートデバイス市場はネイティブアプリの方へと進んでいます。そういった中、ブレスオブファイア6をブラウザゲームとして出そうとし延期しているところをみると本当に大丈夫なのか心配にもなってしまうわけですが、一連のスマートデバイス戦略を今後どのように舵取りするかが一番の見どころでしょうか。もはやレッドオーシャンになったスマートデバイス市場に突撃するのか、ゆるやかに触る程度にするのか、色々な選択肢はあるでしょう。

カプコンは海外からも評価されるようなアクションが作れる企業ではありますが、だからこそ多くの人が色々と期待をしているというのも目に付きます。まだ運営しているブラウザゲームの類などを見ていると、本気で注力する気なのかイマイチ見えてこないところもありますが、従来の強みを活かしたゲーム開発を期待したいモノですね。

……ついでに、イクシオンサーガが未だ続いている件については今後の処遇を心底見守っておきたく思う所存です。