連載:気まぐれゲーム雑記 第577回:カプコンがPS4向けのタイトル不足ってそりゃ日本じゃどこもそうじゃなかろうか?

気まぐれゲーム雑記
第577回:カプコンがPS4向けのタイトル不足ってそりゃ日本じゃどこもそうじゃなかろうか?

こういう記事を書く記者さんです

求められている事に間違いはないのも事実

AZです。自他共に認めるナゲット好きですが、ナゲット情報に躍らされて「この世に存在するすべてのナゲットを食べ控える!」と言えるくらいの強い気持ちを持ってみたいモノです。

ところで、産経新聞の記事がカプコンを煽っている感が出ていて素敵だという話題がでております。

ゲームソフト大手のカプコンが、新たな看板ソフトを打ち出せないという課題に直面している。開発の遅れや市場の先読みにつまずいているためで、このままでは国際競争に後れを取る恐れも否めない。

カプコンといえば、6月の株主総会で会社提案の買収防衛策を否決されたことが波紋を広げた。ただ、それ以上に気になったのは、総会と同じ6月に米国で開かれた世界最大のゲーム見本市「E3」で、目立った新作ソフトをついに発表できなかったことだ。

~中略~

海外では2013年11月に発売された据え置き型ゲーム機「プレイステーション(PS)4」が絶好調で、欧米の各メーカーはPS4向けのゲームを充実させている。しかし、カプコンは小規模のダウンロード専用ゲーム以外にまだPS4でソフトを出せていない。

~中略~

カプコンは国内で400万本以上を販売した「モンスターハンター4」の改良版を10月に発売する予定のほか、今年度中にスマートフォン(高機能携帯電話)向けなどにモンハンを初めて中国で配信する。

とはいえ、モンハンは海外での人気はそれほど高くなく、このままでは国内でしか売れないメーカーになる恐れがある。モンハン頼みから脱却し「日本代表」として世界で通用する大作ソフトを期待したい。

[引用元:MSN産経west

素敵なくらい煽ってますね。

概ね煽っている感じの記事なのである程度省略しちゃいましたが、そもそもにE3ではカプコンに限らず日本のメーカーはほとんど存在感を出せていません。グローバルなタイトルが求められているのはわかりますが、そこをカプコンに限定して話しちゃうのは余りにも微妙すぎる話題と言えるでしょう。いやまぁ、カプコンが目立った動きを見せていないあたりに、色々思うところがあるというのはわからんでもない話ですが、論点がブレていては話になりません。

そもそもに、PS4向けやXbox One向けといった最新ハードのみに絞ってタイトルを出した日本のサードパーティは、一部のDLタイトルくらいではないでしょうか。大体は前世代とのマルチになっており、日本のサードパーティは慎重な姿勢をみせています。国内市場がそういった情勢になっているので仕方なしではあるわけですが、ゲームメーカーとして生き残るならいつかはPS4やXbox Oneといったハードへ世代交代しないといけないのは一目瞭然です。まぁ、そうこうしているうちに、日本でもジンワリとPCゲームの波は来ている気がしますけど。

もちろん、記事にあるとおりモンハン以外のIPが作り出せていないのも事実です。自社製だとガイストクラッシャーはパッとしませんし、戦国BASARA4も実にオススメできない一本へと成長しました。他にも、カプコンが自社IPを活かせないうちに「ロックマン」クローンとなるマイティNo.9や、ホラーサバイバルのサイコブレイクなど、カプコンを離れてカプコンらしいモノを作っていくという事をしている人達がいます。カプコンがカプコンらしい立ち位置でやらないといけない、というのは間違ったことでもありません。

そんなカプコン自身も、研究棟を作ったり新しいゲームエンジンのお披露目タイトルと言えるdeep downに力を入れるなど、下準備は整えて来ている印象もあります。それらがいつ一般の人達に向けて情報発信されるのか。楽しみにしておきたいモノですね。

……ついでに、スマートデバイスタイトルや多数のPCブラウザゲーム群が成功してるのかどうかも知りたいところですけど。

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:なんかこーカプコンを煽ってる感じの記事があったよーってなお話です。

しゃきーんさん:言わんとしたい気持ちもわかる気はするが、偏り過ぎだわなぁ。

しょぼーんさん:話題提供って意味じゃいいのかもしれんけどね。結局、問題提起はいつもセンセーショナルな見出しが躍るわけで、それを鵜呑みにせずそこから自分の意見と見解をきちんと出せれば良いとはいつも思っておりますけど。……ま、日本市場自体とりあえずTGSまで待てって事でいいんじゃないかなーと。

しゃきーんさん:いつ世代交代するのかってな話にはなるだろうなぁ……。

連載:気まぐれゲーム雑記 第577回:カプコンがPS4向けのタイトル不足ってそりゃ日本じゃどこもそうじゃなかろうか?に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん

しゃきーんさん

しょぼーんさん

しゃきーんさん

コメント (2)

名無しのゲーマーさん

話がカプコンに限定されていることは不思議でしょうか?
元記事で管理人様が省略された部分には、
>そんな中、カプコンは技術力で欧米メーカーに勝負できる貴重な存在で、実際に欧米にファンも多い。
と書かれています。ですから、
>このままでは国際競争に後れを取る恐れも否めない。
ことが危惧されているのではないでしょうか

AZ@管理人

少なからずとも、元記事の論調で言えば不思議現象だと思っておりますよ。
元記事の主題は「カプコン、買収危機より深刻なソフト不足」という事で、そこに起因しているものは、カプコンはPS4向けの技術力を示した新しいタイトルが出せていない、というのが根底にあります。
「どうしてそこでカプコンの名が出る?」というところで、「技術力があって欧米メーカーと勝負できる会社なのに、このままじゃ国際競争の場で後れを取る」という主張の根拠が、PS4のタイトル不足やE3も絡めた事により「そりゃ他社も一緒ではないの?」というオチになったわけでして。
技術力云々は、カプコンだけじゃなくセガ、スクエニ、コナミなどそれぞれ自社で力を入れているのは間違いじゃないですし、人気だけならスクエニのFFシリーズや、コナミのMGSシリーズが世界で知られていないわけがない。
となると、現時点でこの論調では「カプコン」に限定する根拠が弱すぎると思うわけです。それだけ、元記事の記者がカプコンに期待している部分があるのかもしれませんけどね。(`・ω・´)

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