連載:気まぐれゲーム雑記 第479回:PS4のロンチF2Pタイトルはみな成功、今後もF2P推しは続くのか?
気まぐれゲーム雑記
第479回:PS4のロンチF2Pタイトルはみな成功、今後もF2P推しは続くのか?
F2Pもまた、面白ければ有りでしょう。
ゲームに合ったビジネスモデルが一番です
AZです。先日友人のPCをXPから7へと移行したわけですが、毎度ながらにPCの初期設定は面倒だと痛感します。
ところで、PS4のロンチにF2Pタイトルがちらほらと混ざっていたわけですが、GDC2014にて「WarFrame」「Blacklight: Retribution」「DC Universe Online (DCUO)」の各タイトルを手がけた方々による成功したか否かのセッションが行われました。
結論から言うと、このF2Pタイトル群はみな成功しました。トマソン女史はその理由を「PS4はゲーマーのためのハードだから」「ローンチ時はタイトルが少なく認知度が高かった」「他のプラットフォームより安かった」「コンソールの初期F2Pだった」「課金になれているPS3のユーザーが、PS4にそのまま流れ込んだ」という5つの理由を挙げました。
[引用元:GameBusiness.jpさん]
なかなか良い具合の理由ですね。
5つの理由の中では、「ローンチ時はタイトルが少なく認知度が高かった」「コンソールの初期F2Pだった」あたりが一番濃厚なところでしょうか。新ハードを大金で買って更にソフトでお財布の中身を消耗しているならば、F2Pタイトルに手が出やすいというのも道理ではあります。
F2Pは、以前に比べたら良質なモノがジワッと増えてきました。日本なら「PSO2」やブラウザゲームの「艦これ」がそれになるでしょうし、海外タイトルならば「League of Legends」「Dota2」が大きな話題を呼んでいます。それが家庭用にもなれば、「WarFrame」「Blacklight: Retribution」「DC Universe Online (DCUO)」らの各タイトルは家庭用の方が売上を伸ばしたともあります。今後、家庭用でもF2Pがより飛躍する可能性は大きいでしょう。
もちろん、F2Pの台頭はパッケージを否定する動きという事でもなく、ゲームの在り方としてどちらが望ましいか、どういうゲームデザインになっているか次第とも言えます。パッケージとF2Pはそれぞれに違うモノですし、ビジネス主導である以上はどこかで儲けを出さなければならないのだから、儲けるに適した形で販売するのが一番という事になります。
今はまだ家庭用のF2Pタイトルはそこまで多いわけではありませんが、F2Pに合うようなモノを出してくるメーカーも増えていく事でしょう。それは各メーカーがF2Pタイトルに注力しているあたりを見れば、一目瞭然なのは言うまでもありません。しかし、根本的に満足のいく面白さじゃない限りは、F2Pであろうとも集客は難しいでしょう。日本でも家庭用ゲーム機のF2Pタイトルとして、良い意味で話題になるようなタイトルが増える事を願いたいモノですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:PS4のF2Pタイトルは成功してるらしいぞーってなお話です。
:まぁ、出だしは上々ってことかね?
:時代が変わってきたというのも影響してんのかもね。でもまぁ、F2Pとパッケージは根底が違うから、それぞれ別々に盛りあがっていくんじゃない? F2Pの場合、色んな意味で「お金を出して良い」と思える代物が出てくる必要はあると思う。……そこに個人差があるから難しいんだろうけどネー。
:日本の場合、F2Pタイトルだとお金が見え隠れしすぎて手が出にくい人も多い気はするがな。
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