連載:「戦国BASARA4」プレイ時間5時間でのファーストインプレッション 本当に1年間遊べる内容かどうかを見ながらプレイしてみた
気まぐれゲーム雑記
「戦国BASARA4」プレイ時間5時間でのファーストインプレッション 本当に1年間遊べる内容かどうかを見ながらプレイしてみた
それなりには遊べています。
1年遊べるかと問われたら、難しいと答えます
AZです。時間を切り詰めると、最終的に睡眠時間に行き着かざるを得ませんが健康第一で押し通したい矛盾派です。
さて、本日は戦国BASARA4のファーストインプレッションにまかり出ようかと思います。思いますが、ちょっと面白い記事を見つけましてですね。プロデューサーの小林裕幸氏にインタビューをしたというモノで、その中に
『戦国BASARA4』は内容がすごく濃いです。じっくり遊んでいただければ、1年遊べるくらいの要素があると思います。
[引用元:電撃オンラインさん]
という一言がありまして。なるほど、じっくりやれば1年遊べるほど濃いとおっしゃいますか。ならば、そのような視点で思うところを書いてみようと思った次第で御座います。ちなみにシリーズは全てプレイしていて、プレイしたキャラクターは「島左近」と「後藤又兵衛」です。
後藤又兵衛さんの自由合戦前
基本的なこと
まず、前作でいう装具関連がなくなり、多くが一度きりの使い捨てなアイテムへと変更されました。それらのアイテムは、バサラ屋で買うか、各ステージの報酬で貰える仕組みとなっています。また、ステータスはすべて基本的に武器に依存しており、各武器もバサラ屋で買うか、各ステージでの報酬となっています。ちなみに、報酬はランダムで変化するようです。
バサラ屋さんに幾度となく通う事になるはずです?
武器は、合成か強化が可能となっていて、合成は特殊能力である「銘」を掛け合わせて更に上位の「銘」へと変化させる事ができます。つまり、基本的には各ステージで「お金」を集めて、武器を買うか貰うかして「強化」or「合成」し、また「お金」を集めるといったサイクルでキャラを育てる事となります。武器収集要素は着実に機能しているところにも感じられます。
合成で作れる銘の一覧
ストーリーはキャラ事で雰囲気が違うけど、キャラが濃いのは相変わらず
ストーリーは、各ステージをクリアする事に会話で進んでいく形になっています。元より、どのステージを選ぶかは自由なので、基本的にステージクリア後しかストーリー的な会話はありません。
最終的には、ドラマルートとアニメルート、それ以外のエンディングへと繋がっていくようで、ドラマルートならそのキャラクターの物語が何となく垣間見える戦闘が起きたりもしますが、説明が結構ざっくりだったりと基本的にはノリと勢いで推して参る感じです。基本的にはオールスター状態なゲームなので、ストーリー面はあまり期待しない方がいいかもしれません。
ですが、キャラクターは流石と賞賛しても良いくらいに濃いです。被っている感が出ているのは今のところいません。やはり、キャラクターゲームと言っても過言ではないくらいのレベルに昇華させているのは、実にバサラらしいところでしょう。……本当に一部のステージは「ノリ」が凄いし、寒くて馬鹿っぽいギャグも連発されるので、そういうノリが嫌な人には難しいかもしれません。
ワラワラ感はそこまでないが、派手なアクションは健在
無双系アクションに総じて言える事ですが、敵のワラワラ感は爽快感に直結しますので、是が非でも欲しいところではありますが、今作についてはステージごとにムラはあるモノのトータル的にそこまで多いとは言いがたいです。むしろ、少なめでしょうか。ですので、バサラ特有のフィーバー状態になったとしても、コンボを繋げていくことが若干厳しいです。
しかし、アクション面は相変わらず派手でスタイリッシュ的な雰囲気を漂わせるモノが多いです。そういったところには、バサラらしさをしっかりと感じられます。ですが、剣劇の連打合戦は少々手厳しい。……腕が痛くなりそうなくらい本気で連打したのは久しぶりでした……。
消費系アイテムのDLCは、ゲームの寿命を縮めている?
私自身、PS PlusのプレオーダーでDL版を買ったので、DLCの「創世スターターパック」が含まれていました。まぁ貰った消費アイテムは全然使っていないわけですが、今後プレイをしていくことでゲーム内でのお金やら何やらは必要にはなるでしょう。
創世スターターパックが反映されました
すでに配信開始されたものから今後出るモノも含めたDLC一覧を見てみると
- 小判お試しパック 《6,000両》:0円
- 小判(乙)パック 《100,000両》:100円
- 小判(甲)パック 《500,000両》:300円
- 強化印籠お試しパック《6,000石》:0円
- 強化印籠(乙)パック 《60,000石》:100円
- 強化印籠(甲)パック 《300,000石》:300円
- 戦国スターターパック《砥石10,000個/玉鋼100個/強化印籠450,000石/小判750,000両》:300円
- 創世スターターパック《砥石3,000個/玉鋼30個/強化印籠150,000石/小判250,000両》:100円
- プレイヤー武将全解放:200円
- 「極」銘付き&高レアリティ武器(全32種):各150円
- 「極」銘付き&高レアリティ武器パック(32武将セット):1,600円
といった具合に一覧が並んでおり、プレイヤー解放が200円など「お、おう……。」といわんばかりのレパートリーが並んでいます。
恐らくガッツリお金をかければ、あっという間にキャラも育ちやりこむ必要もなく大暴れ出来るでしょう。そうすれば、ゲームの終了が見えてくるのも早いのではないでしょうか。要するにプロデューサーの小林裕幸氏の「じっくり遊べば」というのは、「課金をしなければ」という事のように感じられました。少なくとも、DLCをフル活用したら1年プレイし続けるのは苦行になるでしょう。
5時間のプレイで思った事
ぶっちゃけて言ってしまえば、悪いとは言いませんが良いとも言いがたいという、諸手を挙げて賞賛は到底できない代物に感じました。もうちょっと経てば金策が何となく分かってくるでしょうから、そうしたらまた印象が変わってくるかもしれません。しかし、装具がなくなり使い捨てアイテムになったあたりは、絶妙に微妙なモノを覚えてしまいます。無双系アクションの本質は3Dなハクスラだと思っておりますので、強化や合成は良い要素なのですけどね。
また、恐らくどう足掻いても熱狂的なファンでもない限りは1年(プレイ時間で)保ちません。キャラクター解放も、慣れれば小一時間あれば一人は解放できますし、前作は装具を集めるという目標でゲームの寿命は延びましたが、今作は全キャラ解放し終わったあと更なる目標があるのかどうか、ちょっと見てみないことにはわかりません。
私自身、バサラファンではなくバサラの馬鹿っぽい雰囲気やアクションが好きではありますが、基本的にゲームである以上はゲームとしての部分しか見る気がありません。ですが、そういったところ以外のバサラな世界観や雰囲気、ノリやキャラクターゲームとして割り切れるファンな方々からすれば、満足のいく作品でしょう。少なくとも、新キャラなどは実に良くしゃべり、個性が恐ろしいくらいに濃いです。間違いなく、その世界観が好きな人にとってはご馳走と言えます。
本作は、恐らく「ゲームとしてどれだけ遊べるか」と言うのを見るか、それとも「世界観やキャラクターの個性なども含めたバサラのすべて」として見るかで評価が分かれる気はします。今後どういう評価に変わっていくのかは自分でもわかりませんが、せっかく買ったのですしより楽しめるようになる事を期待したいモノですね。
以上、「戦国BASARA4」プレイ時間5時間でのファーストインプレッションでした!
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:ということで、寝る間を惜しんで「戦国BASARA4」を5時間ほどプレイしたのでファーストインプレッションです。
:ふむ。まぁ、まだちょっと微妙ってところか?
:噛めば噛むほど味が出る的な、スルメゲーなのかな? と思うところはなきにしもあらず。でも、今のところ気になったポイントはちょいちょいと書いておきました。不満はあるけどすんげぇ不満っていうほどではなくて、小言を言いたいレベルだと思う。……流石に1年は無理っすわぁ……。
:何を基準に1年と言ったんだろうなぁ……。
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