連載:一週間(2013年12月29日~2014年1月11日)を振り返るコラム的な何か 第75回:「信長の野望・創造」のレビューが一番多く見られていた年末年始

一週間を振り返るコラム的な何か
第75回:信長野望・創造のレビューが一番多く見られていた年末年始

2週間分まとめてお送りします。

皆様、風邪には注意しましょう

AZです。風邪があと一息で治らず、実にいやらしいしつこさを見せつけてくれます。

さて、2013年12月29日~2014年1月11日までの年末年始で一番見られた記事は「「信長の野望・創造」のレビュー あらゆる意味で簡易化されたシミュレーション」でした。PS4でも改めて出るというあたりで、上手く時期があったのかもしれません。あとは、次点として「Rogue Legacy」のレビューも続きましたので、今週はそんな2つのレビューを振り返ろうかと思う次第です。

簡易化されたシミュレーションをどう見るか

今後のレビューは面白かろうとつまらなかろうとやってみようと決めた早々に、恐らく当ブログ史上初めて明確な酷評をしたタイトルとなった「信長の野望・創造」ですが、簡易化されたその意味合いを考えてみましょう。

本作はAIを良くするなど改善の余地が多大にあるのは間違っていませんが、そもそもにこのゲームそのものが凄く簡単です。何が難しいって「信長の野望」シリーズそのものが難しそうに見えていると言う事と一部の用語が初心者には難しいくらいで、一度慣れてしまえばその先に待っているのはルーチンワークなのです。シミュレーションに慣れた人なら、モノの数時間で本質にたどり着くでしょう。

レビューにも書きましたが、シミュレーションの本質は「リソースの管理」にあります。ジャンルそのものがリソースの管理を楽しむ事なので、その管理が簡単だともなると果たしてそれは正しいのかどうか、という面で本作のレビューは真っ二つに割れているのでしょう。どちらが正しいのかは何とも言いがたいですが、少なくとも今までのシリーズにあったような気がするシミュレーションらしい深さを求めた人にとっては、非常に退屈なリソース管理ゲームとなっています。

恐らく「信長の野望・創造」は、意図的に浅く作った作品であるはずです。思考する時間が長くなると、その分プレイ時間が延びてしまいますので。そこを踏まえると、簡易化された意味は、どれだけ「短時間」のプレイで誰でもシミュレーションをやった気にさせるかを考えた作品と言う結論が出て来たりもします。……正直、上手くライト層を狙えたのかはさっぱりわかりませんが……。

あ、ちなみに私は「シミュレーション」がジャンルとして一番好きです。「シミュレーションRPG」じゃないあたりがポイントです。

やっぱりインディーなゲームは楽しい

そんな「信長の野望・創造」の対極にあるかのようではありますが、「Rogue Legacy」は大変面白かったです。ローグライクな部分と世代交代というキーワードを背景に、「悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲」のような探索アクションをさせるのは、本当に上手いと思ってしまいました。元よりインディーなタイトルとして注目をしていましたが、ここまで私の期待に応えてくれている物とは思いも寄りませんでした。

ゲームをする身としては、ただただ純粋にそのジャンルの面白さが感じられるものこそ、嬉しい一作であると考えています。「Rogue Legacy」は、少なくともローグ系であり、アクションであるという2つの面を確実にクリアしました。気づいたら59時間もやり込んでいたのだから、さほどズレた答えでもないと確信しています。

インディーなタイトルの魅力の一つとして、その安さや純粋に面白さを追求した部分があります。メーカーの場合、ゲームで商売したいわけですから売れる事を前提にターゲット層を考えたりしますが、インディーな方々は「俺達が考えたゲームは楽しいぞ!」と純粋にアピールをしてくるような感じです。恐らくは、そういった部分が今のインディーブームを形成していったのでしょう。

2014年も、インディーの波というのはとどまるところを知らない勢いでやってくると感じています。日本ではまだまだ認知度は低いですが、今後日本からもたくさん話題になるような作品が出て来てくれるのを願いたいものですね。

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:年末年始で一番見られてたのは「信長の野望・創造」のレビューだったよーってなお話です。

しゃきーんさん:始めての辛口レビューだったなぁ、あれは。

しょぼーんさん:PS4版も出るし、興味があるって人も多かったのかな? とは思いました。わたくしとしては、きちんと話の道筋は通したと思っているので、批判を否定と思ったり反論を中傷と思わずきちんと文章を読んで欲しいとも願っておりますよ。……次の信長は様子見、かなぁ。

しゃきーんさん:まぁ、合う合わないがあるのはしょうがない事だしな。ただでさえ値が張るシリーズなんだから、そういうスタンスでもいいんじゃねーの?

連載:一週間(2013年12月29日~2014年1月11日)を振り返るコラム的な何か 第75回:「信長の野望・創造」のレビューが一番多く見られていた年末年始に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん

しゃきーんさん

しょぼーんさん

しゃきーんさん

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