連載:一週間(2013年12月15日~12月21日)を振り返るコラム的な何か 第74回:ゲーム専用機の時代から何の時代になるのかが気になった一週間
一週間を振り返るコラム的な何か
第74回:ゲーム専用機の時代から何の時代になるのかが気になった一週間
時代が変わるのは世の常です。
師走だからこそ厄介事は抱え込みたくない
AZです。最近、当ブログのドメインをWho is(ドメインの登録者情報を調べる事ができる)で大変良くお調べになられているお方がいらっしゃるようで、中々奇特な趣味をお持ちなのだなぁと心得ました。
さて、2013年12月15日~12月21日までの一週間で一番見られた記事は「ゲーム専用機の時代が終わったなんていうのは、特段違和感のない話だった」でした。ゲーム専用機の行く末を生暖かく見守りたい方が多い……のでしょうか? あとは、サイバーフロントが解散というのも中々に駆け抜けた話題です。
今週はそんな2つの話題を振り返ろうと思う次第です。
ひたすらにクソ面白いと思えるゲームを下さい
大ざっぱに言えば、ドラクエシリーズがスマホなどで展開されている昨今スマホとかに力を入れる企業も増えてるし、ゲームはゲーム専用機だけの時代じゃなくなったよという内容の記事が掲載されまして。それについての私の答えが、PCだってゲーム専用機じゃないけどSteamにゲームが盛りだくさんあるんだし、ゲーム専用機の時代が終わったことに違和感は感じなかったよー、というモノでした。
私自身、特定のハードに思い入れはありません。シンプルに、そのハードでしか楽しめない遊びを提供してくれ、と願っているだけです。PS3であれ、Vitaであれ、Wii Uであれ、3DSであれ、Xbox360であれ、答えは変わりません。つまり、それがスマホであれ、PCであれ、答えは変わらないのです。ゲームがそのハードに最適化されていて、面白いゲームをさせてくれる事がベストだと考えております。
なので、元々コンシューマで出たモノをスマホで出し直したとしてもせいぜい好奇心くらいしか生みませんし、最適化されていなければお話になりません。メーカーが出すもののクオリティ次第で、それが信用できるか否か、プレイヤーをどうみているのかが垣間見えてきます。そういう意味では、スマホ版ドラクエ1は何とも言いがたい代物でした。
「ゲーム専用機の時代が終わった」というのはあくまでもビジネス的な話であって、各メーカーはそれに伴った動きを見せています。しかして、我ら消費者は自分の中の選択肢からどれを選び取るか、という話に過ぎません。結局のところ、スマホ市場にいこうがどうしようが、面白いゲームを出さない事には話にならんという答えは変わらないわけです。ですので、各メーカー様がひたすらに面白いゲームを作り続けていって欲しいと思う所存で御座います。
……あ、DLCやF2Pの云々についてもしっかり考えて、ですけど。
サイバーフロントの解散をどう思うか?
Civ4(Civ5は違うところ)のローカライズやらパラドックスゲーのローカライズ、販売などを担当していたサイバーフロントが解散する運びとなりました。1日も経てば今後の動向がどうなるのか多少なりともわかる……とは思っていましたが、Vitaで発売予定な「東京新世録 オペレーションアビス」や、「PC版セインツロウ4」「ヨーロッパユニバーサリス4」などなど、発売が予定されていたモノがどうなるのかといった続報はなにもない状態です。何とも動きが鈍く、歯切れが悪い感じにちょっと嫌なムードさえ漂っている気がしないこともありません。……杞憂であれば良いとは思いますが。
コンシューマはさておいてPCゲームにスポットを当てますと、サイバーフロントはPCゲームをローカライズしながらも、パッケージで結構高めなローカライズプライスで提供していました。当然、ビジネスですからローカライズプライスを取るのは仕方なしでもありますが、高くなりすぎると消費者は手を出す気さえなくなり、非常に難しい立場へと追いやられる事になります。
例えば最近ですと、ズーから「ファーミングシミュレーター タイタニウム エディション日本語版」をパッケージ発売すると発表していましたが、価格は5,800円+税で日本語完全対応となっています。しかし、Steamでお買い物が出来る人なら同じ「Farming Simulator 2013 Titanium Edition」が、定価$27.99で日本語入っていたりするわけです。おま国ではないので日本からも購入できますが、この件は何ともモヤッとする話です。
「おま国」と言えば、最近は「メタルギアライジング リベンジェンス」や「FF8」でしょうか。ソニーが作ったモノはソニーハードのみ、任天堂が作ったなら任天堂ハードのみというなら納得のしどころもあるわけですが、特定の事情でもない限りサードパーティが「おま国」状態を作っているというのも、モヤッとした話と言える……気がしないこともありません。
ちょっとわきに逸れたので本筋に戻しまして。Steamの台頭でPCゲームは良質で安いモノを入手できる場となった以上、ローカライズでパッケージビジネスは限界が見えてきたという印象も受けました。サイバーフロントの一件は、そういった部分がより明確になる出来事だったと感じております。予定されていたタイトル群が今後どうなるのかはさっぱりわかりませんが、プレイしたがっている人達により良い形で提供される事を願いたいものですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:今週は、ゲーム専用機の時代が終わったけどゲームをする我らは何ら変わらんよーって話題が一番多く見られたそうです。
:どういうゲームが増えるかは色々変化ありそうだがな。
:まぁ、スマホであれコンシューマであれPCであれそれぞれのメーカーが判断を下す事だから、それに乗るも反るもゲームをする人次第って話です。……最近、ゲームをどうしたいのかって話題が多い気がしますなぁ。
:何かと過渡期だからそういう話題も多いかとは思うが、とりあえず年末だからってことにしとけば?
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コメントを打たせていただくのは久々となります。
ゲームのプラットフォームの話について、とても共感できます!
自分と全く同じ考え方をされる人がいて、安心しました。
もっとも、私はトロフィー集めが大好きなクチなので、PS3・4・Vitaに注力してくれれば嬉しいに越した事はないのですが(笑