連載:気まぐれゲーム雑記 第327回:Steamにて家族や友人と共有できる新サービス「Steam Family Sharing」が発表、いよいよデジタル共有が始まる?

連載:気まぐれゲーム雑記
第327回:Steamにて家族や友人と共有できる新サービス「Steam Family Sharing」が発表、いよいよデジタル共有が始まる?

Xbox Oneとはちょっと方向性が違うけど、ゲームの共有は一つのキーワード。

今こそSteamのお世話になろう……?

もうすぐモンハン4が出るわけでして。マンネリ化と叫ばれようが突撃をしてみよう、それがゲームブロガーという者だろう? と、恐らく初めてゲームブログをきっかけにゲームを買う決意をしたAZです。……ボッチだろうと楽しめればそれでいいんです。

さて、Steamと言えば春夏秋冬の季節にセールを行う事でも知られていますが、そのセール中にどれだけ安く買えるか、というゲームをしている感覚になれる代物でもあります。あれですね。だる飯スポーツ店。値切ることさえ遊びに変えてしまったあのゲームは、実に妙な魅力がありました。……それはさておき。

そんなPCゲーマーならお世話になっている方も多い「Steam」ですが、家族や友人と共有できる新サービス「Steam Family Sharing」が発表されました。また、近日中にβテストが開始予定となっています。今日はコレに関して、どういうことかをじっくり見てみようという話題になります。

Steamで共有すると、どうなるか

「Steam Family Sharing」は家族や友人がSteamの共有ライブラリーにアクセスし、所有者がプレイしていない間、ゲームを借りて遊べるというもので、なかなかに新しい機能となっています。4Gamerとファミ通がそれぞれ話題にしていますので、要点をささっとまとめてみると、次の様な感じ。

  • 共有機能自体は、1アカウント辺り10台までのマシンで有効
  • 持ち主が有効化したいマシンに入っているSteamのアカウント設定から自分でセットするか、家族または友達が自分のアカウント(及びマシン)からリクエストを送り、持ち主がメールで承認する
  • 共有ライブラリにアクセスできるのは常に1人
  • 各自がアチーブメントを獲得できる
  • 各自がクラウドでセーブファイルを作成できる
  • 共有機能を利用した場合でもリージョン制限は有効となる
  • Steamキー以外にサードパーティのシリアルキーが必要なゲーム、月額契約のMMOなどは利用できない
  • ゲームを借りているユーザーは、持ち主がプレイを始めると数分の猶予が与えられ、購入するか終了するか選べる。持ち主は自分のプレイに制限を受けない
  • DLCにもアクセス可能。ただし、自分が本編を持っていないのに、持ち主が持っていないDLC分だけ自分で買うといったことは不可能
  • ゲームをシェアした相手がチート行為などをした場合、共有権限が取り消されることがある
  • 今後βテストを段階的に実施していく予定

ざっとこんなところでしょうか。

共有ライブラリにアクセスできるのは常に1人なので、本当の意味で貸し借りという状態です。共有してマルチプレイをしてみようとか、同時にプレイしようといった話にはなりません。ついでにリージョン制限もあるので、海外アカウントの方と貸し借りするには適さないという事になります。

またちょっと気になるのは、文脈からは何となくゲームごとではなくアカウントごとに設定するようなので、もしそうならゲーム単体を貸し出すというニュアンスではなくなるかもしれません。貸した元と貸した先のSteamアカウントを同時に立ち上げるとどうなるのか、イマイチわからないのが残念です。

以前Xbox Oneが目指したファミリーシェアリングやデジタル売買については、Albert Penello氏が「適切な時期に復活させる」と言及しているように、時代はデジタル化へまっしぐらです。となると、なんだかんだとこの共有機能は魅力的であり、アカウント単位での共有化はDLゲームを共有する際に非常に重要となります。ゆくゆくは、本当にDLゲームの貸し借りが行われるようになっていくでしょう。……いつになるかはわかりませんが。

パッケージゲームが苦戦する中、デジタル販売は着実に地に足を付けながら勢いを伸ばしています。今後、デジタルゲームの共有化がどのような形で進んでいくかはまだまだわかりませんが、PS4やXbox Oneといった家庭用ゲーム機はどういった答えを出していくのか、いちゲーム好きとしてもしっかりと対応できるように知識を蓄えておきたいですね。

[情報元:4Gamer.netさん、ファミ通.comさん]

しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:Steamが、自分のライブラリを家族とか友人と共有できるようにしていくベータテストをはっじめっるぞーってな話題です。

しゃきーんさん:要するに、貸し借りだな。

しょぼーんさん:これはSteam以外のハードにも言える課題で、今後DL版がどんどん増えていく中でやはり貸し借りっていうのは一つのポイントになると思うの。だから、そういうのが始まった時に知らぬ存ぜぬっていうだけで反対するような姿勢にならない程度の情報はしっかり把握したいよね。……ま、わたくしの場合、貸す相手がいないんだけど。

しゃきーんさん:……もうちょっと社交的になろうと努力して下さい……。

連載:気まぐれゲーム雑記 第327回:Steamにて家族や友人と共有できる新サービス「Steam Family Sharing」が発表、いよいよデジタル共有が始まる?に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん

しゃきーんさん

しょぼーんさん

しゃきーんさん

コメント (2)

名無しのゲーマーさん

共有ライブラリは常に一人ということは
複数の人間が一人のライブラリで別々のゲームをするということはできないのかな?
それでもすごいことになりそうです

AZ@管理人

共有ライブラリにアクセスできるのは常に1人だから、一人のライブラリに複数アクセスは不可能でしょうね。
むしろ、自分のライブラリが共有ライブラリになっていたら、自分がSteamにログインしたらアクセスする事になるので、本当にアクセスしていない時のみに有効になる代物でしょう。
とはいっても、Valveなので今のところそれでテストをするという事で、これ以上先のことも想定していそうな気はします。今後が楽しみですね!(`・ω・´)

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