任天堂:任天堂の2014年第1四半期決算が発表された件
Wii Uの動向が生暖かく見守られている任天堂さんですが、2014年第1四半期決算が発表されました。PDFはこちら。
要点をピックアップすると次の様な感じ。
- 営業利益は49億の赤字、四半期純利益は86億の黒字
- 売上高全体に占めるソフトウェアの割合が上昇したことに加え、ニンテンドー3DSハードウェアの採算性が上がった
- Wii Uの4~6月の本体販売台数は全世界で16万台
- 年末に向け、ポケモンX/Yやピクミン3、ゼルダの伝説 風のタクトHD、Wii Party U、ドンキーコング トロピカルフリーズ、スーパーマリオ3Dワールド、Wii Fit Uなどで勢いを取り戻したい
だいたいこんなところでしょうか。
まず、毎度の事ですが営業利益の説明を。営業利益は、その企業の本業で得た利益となります。つまり、ココが赤字だと本業が不調であるということになり、メディア各所が注目する要素になるわけです。ひとまずは黒字で安心ではありますが、当然のように予断は許さない状況です。とはいえど、前年から比べれば赤字縮小とみることもでき、そこそこに落ち着きを取り戻しつつあるというところでしょう。
また、Wii Uの販売台数が16万というのは、流石にツッコミが色々と入るところではあると思います。とはいっても、4~6月に発売されたタイトルはほとんどなく、そういう意味ではなるべくしてなった結果でしょう。もとより、6月のE3以降タイトルを集中して出していくともしていたので、ある意味予想の範疇ではあります。……予想していたとはいえど、やはり驚きの数字でもありますが。
また、3DSは採算性が上がった事や海外でもどうぶつの森が119万売り上げるなど好調を見せています。ともなれば、ポケモンに期待するのも当然というところでしょう。全世界同時発売がどういった影響を及ぼすのかは楽しみにしたいものです。
つまり、最たる問題はWii Uです。このままじゃ不味いのはわかっていますが、大きく普及させるにはそれ相応の注目作やきっかけが必要になります。来年春までのラインナップはあれど、もっとより多くのタイトルが必要とされているのは誰しもがわかっている事でしょう。
年末までに勢いづくようなタイトルが出てくるのかどうかに注目したいものですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:任天堂さんの決算が発表されたぞ。
:まぁ、Wii Uの販売が毎週4桁くらいしか出せてなければ、こういった結果も仕方があるまい、とは痛烈に感じますな。
:それでもそこからどういった勢いを付けるかが今の課題なんだろうな。
:そゆことです。3DSの時もそうだったけど、ソフトで話題を集めるか、値下げで注目を引き寄せるかってな話なんだよね。でも、値下げはないっておっしゃっられているので、ソフトを集めるほかないのでしょうな。頑張ってほしいものです。
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