連載:気まぐれゲーム雑記 第238回:アメリカでMMOが成功しないという話に釈然としてしまった、と言う話題
気まぐれゲーム雑記
第238回:アメリカでMMOが成功しないという話に釈然としてしまった、と言う話題
なんとなく説得力があるような気がしないこともないわけで……。
海外のMMO事情
今の日本のMMOは、ドラクエ10が賑わっているというところでしょうか?
管理人とはゲーム内容の部分で肌が合わなかった事もあり見合わせましたが、WiiやWii Uにとって重要なポジションとなるタイトルになっています。また、同じスクエニではありますが、新生FF14は期待している人も多くいることでしょう。
一方で海外のMMOの現状について、Take-Two Interactiveの最高経営責任者Strauss Zelnick氏がコメントするという記事が掲載されました。詳しくはこちら。
まとめると次の様な感じです。
- Take-Twoは積極的にMMOへ投資しているが、アメリカでは実施していない
- MMOはアメリカではうまくいかないことは、ライバル社も高額な授業料と引き替えに学んだ
- アメリカで成功したMMOは「World of Warcraft」と「EverQuest」だけで、これは酷い打率である
- Take-Twoは、アメリカのMMO市場からは距離を置き、中国だと利益を上げているMMOが10や20ある事から、アジアに目を向けることにした
この意見に、おもわず「なるほど……」と思えてしまった気がしまして。
本日はそんなMMO業界な話題をしてみようかと思う次第です。
成功するMMOが少ない市場
MMOの歴史はもはや古く、海外で成功したMMOとして取り上げられる最古のゲームは「Ultima Online」でしょうか。ウルティマと言えば、海外では著名のクリエイターであるリチャードギャリオット氏がロードブリティッシュ王として登場する有名シリーズです。
幾多のMMOが国内外で出たわけですが、今でも「人気を保持したまま」成功し続けているタイトルは数少ないです。海外だと、WoWとEQはその数少ない成功例ということなのでしょう。ですが、ポイントは2つのタイトルは古いタイトルというところです。
WoWとEQが出た後も幾多のMMOが出たわけですが、どれも成功したとは言いがたい結果となりました。ともなれば、「アメリカでMMOは成功しない」というのは、何となく頷ける気がしないこともありません。そこにベセスダの有名タイトルであるThe Elder Scrollsシリーズが殴り込みをかけようというのだから、これはこれで何とも面白い展開です。The Elder Scrollsが成功するかしないかで、今後のアメリカ市場のMMO事情がどうなるのかが見て取れるかもしれません。
日本では、新生FF14が今MMOタイトルとして期待されています。色々と話題を呼ぶスクエニではありますが、少なくとも吉田プロデューサーはユーザーやゲーム内容をきちんと考慮してくれる御仁と言う事でしょう。プロデューサーレターやらを見ているとそんな気はします。
とはいえ、MMOもフリーミアムなものが出てきたりと時代の変化が窺えます。今後10年でMMOはどのように変化するでしょうか? かつては、MMOが大流行すると言われた時代もありましたが、今では成功する方が遙かに難しくなっています。開発メーカーには、ユーザーのニーズと時代の流れを正しく汲み取ってもらいたいものですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:アメリカじゃMMOは成功しないという記事があったので、読んだら結構釈然としちゃったわぁ、ってなお話です。
:MMOは人気になれるかどうかって結構シビアだからなぁ。
:その昔は、MMOが大流行して誰も彼もみんなネトゲするんじゃね? とか謎の期待感があったものだけどね。でもまぁ、フタをあけてみればクオリティが低かったり、運営が最悪だったり、そもそも運営元が変わっちゃったり。色々とアレだったわけで。……海外でも似たような状況だったのかねぇ……。
:日本もそうだが、海外でも人気になるってのは難しい話なんだろうな。そう簡単にはうまくいかねーってことだ。新生FF14には期待しすぎない程度に期待しておこうか……。
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