連載:気まぐれゲーム雑記 第154回:次世代機の寿命は今世代より短め? と言う話題
気まぐれゲーム雑記
第154回:次世代機の寿命は今世代より短め? と言う話題
ライフサイクルが短くなるという事の代償?
かなり活気付いた次世代論争
PS4が発表されてからというもの、かなり次世代機に対する意見やら何やらが出てきました。
個人的には、PS4の性能はかなり魅力的に思える部分で、PS3のCellよりも圧倒的に性能を引き出しやすくなったであろう代物に思っています。まぁ、性能云々の話は非常に分かり辛いモノなので華麗にスルーしますが。
また、以前からちらほらと話題に上がっていた360の次世代機話もちらほらと出始めていて、日本市場ではアレな存在になっていますが、やはり新ハードとして注目の一翼を担っているのは間違いないでしょう。
そんな次世代機達ですが、海外ではUBIのCEOであるYves Guillemot氏が次世代機のライフサイクルについて触れています。詳しくはこちら。
ざっくりまとめますと、以下の通りです。
- 次の次世代機は、7年も待ちたくはない
- 今世代機は長すぎた
- 新しい据え置き機は、4年も経つと全ての能力を使い切ってしまい、革新的な事ができなくなってしまう
- PS4は以前よりも開発がしやすいので、より早くポテンシャルを生かせるようになるはず
元よりPS3のCellは開発が難しく、性能を上手く引き出せない事が問題視されていました。ですので、そこらへんについても言及したモノと思われます。
というわけで、開発しやすくなったハードであるPS4のライフサイクルは、今度こそ5年程度になるの? といった話題に触れてみようかと思う次第です。
ユーザー目線か、クリエイター目線か
現時点において、PS4の発表された性能を見てみるに、Cellのように圧倒的に突き抜けた特性よりも、クリエイターの皆様が作りやすい環境である事が窺えます。極端な話ではありますが、PCで作ったらそのままPS4に上手くもっていける、っていう流れです。それが、プレイステーションミーティング2013で発表された「サードパーティが作りやすい環境」という事のように考えています。
そうなるとUBIの“Yves Guillemot”氏の述べた言が示す通り、クリエイターやソフトメーカーがPS4の限界を理解するのは結構早くなるかもしれません。限界を知ったソフトメーカーやクリエイターは、必然的にやれることの範囲を理解して製作していくようになります。ですが、当然ながらそれ以上の事をしたいというメーカーが出てくるのも必然です。そうなった時、次世代機への渇望が出てくるでしょう。……いやまぁ、もうその前から開発は始めるでしょうけど。
ですが、これはクリエイター目線での話であって、ユーザー目線だと「ハードは一つに」とか「現行機でまだやれる」とか、基本的には次世代機に移ることの大変さやお財布事情が滲み出てくる傾向があります。もちろん、最初から新ハードは買う! という人もいるでしょうが、なんだかんだとソフトに釣られて新ハードを買うというのが多くの人が選択する事です。そういう意味では、ソフトが非常に重要なのは言うまでもありません。
PS3は、逆ざや状態を解消するのに3年半程度かかりました。発売から3年くらいといえば、大体2代目PS3が発売された頃です。2代目は、初代の4万前後から約3万円まで値下げされ、ソフトも充実してきた事から一気に加速したように思います。
PS4の場合は、順当に普及すれば開発がやりやすくなった事によるラインナップの充実化が計られるので、7年より早くなりそうな気はします。それに、開発にとって重要となるPCハードの進化も著しいですし。しかし、本体のお値段がどれくらいになるか次第で普及速度が変わってくるので、ユーザーにとってはそこが重要になります。要は、○万円出してでも欲しいソフトがあると思わせる事ができるかどうかです。
次世代機には、期待を寄せる声や不満の声など様々なものが出ていますが、普及速度で次世代機のライフサイクルは変化していくでしょうから、今後発表されるサービスや値段などには注目しておきたいですね!
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:何やら次世代機のライフサイクルが云々って話題が出ていたので、PS4はどうなるのかねぇ? という話題をしてみました。
:開発しやすいならその分寿命も早くなるだろうしなぁ。
:でも、本当ならグラフィックの進化がこれ以上どうなるか、とかそういった議論の余地はあると思うけどね。んでも、そこはもうPCハードの進化がどこで打ち止めになるのかって問題にもなるから、そこはとりあえずおいておくしかないかなーと。ま、なんにせよ次世代機に良いタイトルが集まって、面白く盛り上げてほしいなぁと。……Wii Uも、マイクロソフトの次世代機もね。
:それぞれにそれぞれの特徴があるだろうから、今後はどうやってその印象をアピールしていくかだろうな。まぁ、まだまだ発売は先だしノンビリ構えようぜ。……1年は早いけどな。
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