ビジネス:THQの2013年度第1四半期会計が発表され、PCタイトルの販売が大きくなった事を強調
上場廃止は免れたものの、以前として経営危機が続いているTHQさんですが、2013年度第1四半期会計が発表されました。詳しくはこちら。
THQさんの発表によると、Devil's Thirdのパブリッシング断念や、多くのスタジオ閉鎖など大ナタを振ってきた新社長のJason Rubin氏は、再建に向け一部の開発をストップさせ、Fackbookやモバイルタイトルへの追求はしないという決定を下したようです。
それに伴い、映画の「ヘルボーイ」や「ブレイド2」を手がけたギレルモ・デル・トロ監督との新作「Insane」を中止する事も正式に発表されました。
また、最近のゲーム産業で流行とされている、日本でいうところのいわゆるソーシャル的なものは一切やらず、コアゲーマー向けタイトルを出し続けるということを明確に明言しました。これは、ディアブロシリーズで有名なBlizzard社と同じ路線を進む意向であるとも言えます。
プラットフォーム別の売り上げは、PS3/360は前年度からさほど変化がないものの、PCの売り上げが約7%から約17%へと飛躍的に伸びた事を強調しています。
このことは、日本でも発売された「Metro 2033」というタイトルが、海外ではPC版が発売され非常に好調な売れ行きで100万セールスを突破した事が背景にあると思われます。
モバイル事業を全て切って、コアゲーマー向けのゲームのみを開発していく姿勢にシフトし直したのは凄く良いですね。
ダークサイダー2や、Metroの最新作も控えていますし、この勢いなら、セインツロウの続編も日本で発売されるのを期待してもよさそうです。ひとまずは持ち直した印象を受ける決算となりましたが、今後どのようにそれを維持していくのかが注目どころになるでしょう。大いに期待したいですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:THQさんの決算が結構良かったみたいよ? ってお話です。
:ふむ。まずは一安心だな。
:これを今後どうやって維持し続けていくかってのがポイントかねぇ? あとは、流行に乗らず、コアゲーマー向けのタイトルのみを出し続けるってあたりは好感が持てるところ。やっぱ、企業は迷走しちゃいかんね。
:迷走というより、どのタイミングでどういった経営判断するかが重要だとは思うがな。今回のTHQさんは、良い方向の流れになりそうだ。今後に期待しよう。
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