20万本売れて話題沸騰中……かどうかはわかりませんが、異色感を全力で放っていた「TOKYO JUNGLE」を無事攻略出来たので、実に数ヶ月ぶりのレビューをしてみようと思います。
以下、ネタバレを含む内容になります。注意して下さい。以下は、レビュー点数の指標です。結構曖昧かもしれませんが、ご参考までに。
レビュー方式は、シナリオ、快適さ(操作やゲームの内容など)、サウンド・グラフィック、独自要素、個人的感想の5項目で行います。
0 – 価値なし
1 – ダメすぎる
2 – 何考えてるのです?
3 – やる気あります?
4 – 圧倒的に足りてない
5 – 何かが足りない
6 – あと一息が足りない
7 – 合格点
8 – 良い方、不満もあるけど
9 – もの凄く良いけど、強いて言えば
10 – 神・文句なし
では、レビューを開始します。
すべての感想は管理人個人のものによるものなので、あくまでも参考程度に留めておいて下さい。
レビュータイトル:TOKYO JUNGLE
レビュー項目 | ポイント | |
---|---|---|
シナリオ | 7/10 |
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快適さ | 7/10 |
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サウンド・グラフィック | 7/10 |
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独自要素 | 9/10 |
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個人的感想 | 8/10 |
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総合 | 38/50 |
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シナリオ – 7/10
- サバイバルモードでストーリーモードが解禁されていくのは、大変好みがわかれるところだけど、チュートリアル的なモノがストーリーに組み込まれているのなら、最初からストーリーモードを全て可能にしても良い
- アーカイブを読んで物語を推測しなければならない
- 整合性に欠ける部分がある
- 最後は良い話にまとめているし、サバイバルというところや弱肉強食というテーマをしっかりと訴えているのは非常によかった
快適さ – 7/10
- サバイバルを一回やったあと、セーブやらネットワークへのランキング登録やらが少々長いが、ランキングゲームだと思えば有りでもある
- サバイバルモードのチャレンジ内容の難易度にムラがある
- 100年以降は確実にプレイヤーを殺しに来るので、その中でも肉食はしっかりと肉食として生き残れる術が欲しかった
- 右スティックでの回避は戸惑う部分でもあったが、各動物のスタミナが増えてくると連続入力が必要なので有りといえば有りに思えてくる
- FINE HUNTの爽快さは素晴らしいが、FINE HUNTの狙いにくさは悩みモノ
- カメラワークも場所によっては見辛い
- 基本はルーチンワークである
サウンド・グラフィック – 7/10
- サウンドは可も無く不可も無く普通
- グラフィックは動物が良くできている
- 一部の動物が判断し辛い(オオカミとハイエナの色が似すぎているなど)
独自要素 – 9/10
- 弱肉強食っぷりが凄く、サバイバル感もあって良い
- 特に序盤にワニに出会った時の絶望感は中々スリリングなモノである
- ランキングゲームである、というのを認識する必要がある
- ポメラニアンがカワイイ
個人的感想 8/10
一見B級ネタっぽいタイトルですが、思いの外真面目にアクションしているゲームです。ですが、その中身はアクションゲームのランキングを競わせる、というランキングゲームです。どの動物で、どういった場所に何があって、どうやって生き抜いていくかをアレコレ試行錯誤考えてプレイする必要があります。
本作は、間違いなく弱肉強食がテーマでしょう。例え初回プレイであろうと、最初から全力で殺しに来ます。
そういう意味では、初心者さんは理解するまで苦労するかもしれません。ですが、そこを乗り越えると、色々と動物を集めたりアイテムを集めたり、といった楽しみが出てきます。
惜しむらくは、動物との差が余りなかったり、肉食、草食共にやることは一緒、というところです。
実に残念でした。そこに差があれば色々とパターンを楽しめたでしょう。
総評 – 38/50
発売前は、B級やらネタやら色々と言われていましたが、アクションがしっかりしていたのは驚きです。また、動物が弱肉強食サバイバルをしている、という新しいシチュエーションも面白さがありました。ついでに、ポメラニアンはかわいいです。
基本的にはサバイバルモードでランキングを競うゲームなので、それだけを見れば価格が低めなのも納得できます。実に惜しいのは、各動物のやることに差がさほどないと言う点です。あとは、ストーリーを解説するためのアーカイブが少々あやふやだった、というところでしょうか。どことなく納得できるような、できないような……。そんな印象です。最後は綺麗に終わってるんですけどね。
続編が出るなら、色々と改善点がありそうです。
同じ動物の別カラーや各動物でもステータスをわけるのも良いと思いますし、ステータスに上限を設けてしまったのも残念な要素です。弱肉強食とはいえ、ポメラニアンでライオンを倒す、なんてシチュエーションを望む人も多いのではないでしょうか?(管理人の事です)
結構本格アクションをしていますので、アクションが苦手な人には少々オススメしがたい部分はありますが、ちょっとアクションが出来るし、動物好きというならオススメです。ただし、動物好きだからといって自分が操作する動物が死ににくいなんてことはありません。特に100年以降出てくる原人は、結構グロい感じに倒した敵(自分含め)をお食事なさってしまいます。容赦なく殺しに来るので気をつけましょう。
最後に、自分の白ポメラニアンの成長っぷりを披露してレビューの締めにしたいと思います。ここらへんまで鍛えると、4匹もお供を連れていれば敵が恐竜であっても仲間に攻撃命令を出すだけで勝てるようになります。……ちなみに、メスは強化されていないようなので注意しましょう。
:無事クリアできたので、TOKYO JUNGLEのレビューです。
:ついに書けたな。
:色々と立て込んでてレビューが遅くなってしまい申し訳ありませんでした……。
:ま、無理のないペースでな。
:何はともあれ、東京ジャングルは可も無く不可も無く。ランキングゲームだと思えば有りです。個人的にこの尖ったスタイルは嫌いじゃないです。……当然、好き嫌いも多そうだけど。
:なるほど……。
:あとは、制限なく鍛える事ができたら良かった事と、各動物でもうちょっとやることが違っても良かった気がする。
:次回作へ期待したいってところか?
:そーだねぇ。もうちょっとパターンを増やして、ストーリーもちゃんと作って、動物も多くすればかなり良くなるかも。改善点があるってことは、それだけ良いゲームとも言えるから次回作には大いに期待したいな。
:はいよ。次回作があるといいな。それじゃ、久々のレビューお疲れ様でした。
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