オンラインゲーム・「イクシオンサーガ」のαテストについて、キャスター編。
先日の解説というかレビューに引き続き、本日は最後の職業であるキャスターに焦点を当ててレビューしていきます。
キャスターさんは魔法使いという位置付けで、現段階での職業中唯一回復が出来ます。要するに回復要員です。それ以上を求めるのは、現段階ではちょっと酷な状態かもしれません。
杖が印象的ですが、この杖で魔法弾を飛ばせます。ですが、なぜか魔法弾には弾数の概念があり、アルマ、いわゆるMPを消費して使うというわけではありません。また、照準モードがあるのもブラスターと一緒です。
また、キャスターの特殊行動としてHPを消費する代わりにアルマを回復する、という行動が取れます。これは、キャスター専用の行動で、ブラスターだと後転、ストライカーだと盾になります。
現状、自分のHPを消費してアルマを回復しスキル技ないし、魔法弾を使って援護していく、というスタンスが戦い方の主軸になると思われます。
キャスターのフィニッシュ攻撃ですが、これもブラスター同様に微妙な使い勝手です。
自分を中心に、青いエフェクトで竜巻だか氷っぽい雰囲気で吹き飛ばすんですが、大抵当たりません。これもブラスターと発動条件は一緒で、3発目の攻撃をヒットさせたら発動します。が、キャスター、ブラスターは共にストライカーより攻撃速度が遅いので、発動させること自体が難儀になっています。
次にスキル技の紹介です。
まずは本当に微妙なスキルの一つ、氷攻撃のスキルから。
発動すると、自分の周囲に氷の柱がでてきて、敵に当たると敵を氷付けにする事ができます。氷が解除されるのは、だいたい2,3秒程度でしょうか。ですが、欠点としてまず詠唱はつぶされます。次に、発動までが長いです。最後に、近接くらい近寄らないと当たりません。
つまり、総評としてほぼ使えません。乱戦時に、敵の隙を見て使う、程度でしょう。ですが、それなら素直に魔法弾撃って味方を援護した方がマシです。
次に、風っぽい魔法のスキルです。
このスキルは、自分の目の前を素早く2回ロッドで殴る、という使い物にならないスキルです。はっきりいいます、使えません。そもそも、近接にはまるで向いてないのに近接スキルを用意されても困ります。一体何をテストしたいのか、見えてきません。と思わせるのに相応しいスキルです。
最後に、キャスターの現段階での要、回復です。
これは、一定の範囲の味方、自分を含めてHPを結構回復させるスキルです。これと魔法弾を使いこなして戦闘を乗り切っていく、という戦術しか取れません。が、現状この回復魔法を上手く使う、ないし、上手く利用する、利用出来るプレイヤーが勝っている傾向が強いです。ですが、氷魔法と同じように詠唱はつぶされるので、乱戦時は使うタイミングを見計らう必要があります。どうしても乱戦時に使う場合は、ストライカーさんがフィニッシュ攻撃で周りの敵を吹き飛ばした時、などが使いやすいです。
以上で、キャスターの説明は終わりです。なんというか、魔法のエキスパートなはずなのに、近接用の攻撃スキルしかないのは問題ですね。便利な遠距離を用意してしまったら遠距離魔法合戦になりかねませんが、そこはバランスを取るしかありません。魔法弾しか遠距離がない、というのはいささかどうかと思えますし、やはりフィニッシュ攻撃は使い物になりません。以下は、個人的に変更、ないし修正した方がいいんじゃない? と思うところです。
- フィニッシュ攻撃どうにかして。使えない。
- 接近魔法しか用意されてないのに、詠唱つぶしが入るのはもう救えない。
- 上手い人、慣れている人と組めばやりやすいかもしれないけど、1対1はまるでダメな子。
- 回復行為が最後のスコアに反映されないのはどうなの?
- この職業でKill数稼ぐのはとても辛い。もっと光を当ててあげて。
キャスターに感じた感想は以上でした。キャスターは、ブラスターよりももっと考えてあげないとダメですね。根本的にテンポが悪いです。詠唱つぶしが入るのはいいですが、1発でキャンセルされるとかもうどうなの? と思わざるを得ません。そもそも1対1じゃ勝ち目は0です。キャスター同士なら活路を見出すこともできる、かもしれませんが、何にせよ魔法弾の打ち合いで終わります。両方共に決定力が圧倒的にありません。ほかの職業を敵にしたら、ほぼ狩られます。基本のスタイルは後ろで援護なんでしょうけど、延々と救えなかった仲間を見ているのは忍びないですね。
それでは、ま た、いつものように撮影につきあってくれた友人のサービスショットを用意しましたのでそれを最後にまた後日、総まとめ編を書きたいと思います。
お疲れ様でした!
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:キャスターさんってどうすればいいのよ?
:回復だけして生き抜け。
:マヂカヨ。
:魔法弾と回復、これしか現状使えないね。
:他のスキルは?
:今のところ、ゴミと見なせぃ。
:え、それどうなの?
:いくらαテストでも、社内で検討しなかったの? と問いたいレベルだった。
:流石に辛口だな。
:なんか、ほんとに開発の意図が見えないね。
:といいますと?
:開発が各職業に対して、ある程度の指針を打ち出せばもうちょっと反証なり意見なりが出せるんだけど、想定した使い方で合っているのかどうなのかすらわからない。
:ふむ。
:開発がユーザーに丸投げしてる、って思われてもしょうがない雰囲気はある。
:なるほど……。
:ま、現状ほっとんど人おらなんだし、追加募集もうなずけるね。
:なんか、ユーザーと開発のディベートが上手くいってないって感じだな……。
:今のところそんなもんだね。というか、これはさっさと変更しないと人いなくなるだけだね。
:そこまでレベル!?
:そこまで言っちゃうレベル。
:……αテストとはいえ、ある程度形になってないとダメなんだな……。
:当たり前です。せめて、想定出来るバランステストくらい社内でやれ、と言いたい。
:ユーザーの意見を酌む、っていうのも言い様だってことか。
:まぁ、言って面白く出来るならそれに越した事はないから意見は出すけどねー。
:確かに面白くなればいいんだろうが……、ここからの挽回は大変そうだ。