連載:気まぐれゲーム雑記 第566回:PS4が何故日本市場だけ苦戦か? なんて理由は色々とありすぎる件
気まぐれゲーム雑記
第566回:PS4が何故日本市場だけ苦戦か? なんて理由は色々とありすぎる件
とりあえずは1年様子見しろというスタンスで
普及への道のりは長そうです。
AZです。ジャストシステムの一件は、ATOK使いとして影響が出るのか否かが気になって仕方がありません。
それはそれとして、ニュースサイトのニュースフィアが「PS4、なぜ日本市場だけ苦戦? ゲーム機市場の変化に海外メディア注目」という記事を掲載しており、そこはかとなく話題になっているようです。
【西欧ではヒットしているのに、日本では苦戦?】
海外のゲームメディアは、売れ行き好調な欧米とは対照的で、意外な結果だと報じている。
海外との違いとして、対応ソフトの品揃えがあげられる。ただ、ソフト売上本数ランキング(6月23日~6月29日)で、PS4のゲームソフト『ウォッチドッグ』が63,595本とヒットしているにも関わらず、ゲーム機本体(PS4)の売上台数にほとんど影響がなかった(投資情報サイト『Motley Fool』より)。
~中略~
斜陽化の原因の一つに、スマートフォンやセットトップボックス(STB)などの非ゲーム専用機の台頭がある。『Motley Fool』によると、日本は世界で最も「Google Play」を通じた課金額が多い国だという。アプリ市場調査会社『App Annie』によると、同PDの世界売上ランキングで、日本で人気の「パズドラ」が1位を獲っている。
さらに、アマゾンも4月からSTB「ファイアTV」を発売している。アプリやゲームをダウンロードすることで、ゲーム専用機がなくてもゲームを楽しめるものだ。敵はもはやゲーム機だけでなく、多様なライバルが出現している。ますます困難な時期を迎えるゲーム市場で、PS4の巻き返しが期待される。
[引用元:ニュースフィア]
まぁ言わんとしたい事はわからんでもないですね。
海外では好調な動きをみせているPS4ではありますが、日本だと完全に需要が途切れた段階に突入しています。VitaやPS3の時のように、ジワジワと普及させていくのだろうという事は想像に容易いわけですが、現時点で需要がなぜ途切れているのかという答えはいくつも挙げる事ができます。
例えば、ニュースフィアで書かれている通りスマホ等々の台頭もそうですし、根本的にPS4で日本向けタイトルがほとんどない状況だから始まってすらいない事や、価格の価値の変化だったり、ゲームをする層の生活環境が変化した事、そもそもにハイエンド向けが日本で求められているのか? ハイエンドを求める人はすでにSteam等々で楽しんでいるのではなかろうか? などが議論の余地を残すところでしょうか。まぁ、一番は日本向けタイトルが不足しており、海外ゲームではハードを牽引する事が難しいという結果の表れにも感じるところですが。
日本の場合、もはや家庭用機よりもスマートデバイス市場の方が大きくなっており、ならばメーカーは日本じゃスマートデバイス。海外じゃ家庭用機といった流れになるのは、当然の話とも言えましょう。じゃあ、なぜ家庭用機のタイトルが売れにくくなったのかというのは、考えていかなければいけない問題であるに違いはないとも言えるわけですが。
日本で求められているPS4への対策は、数多く存在しています。すぐさまできる事とは思えませんが、着実にやっていくしかありませんし、ソニーも大手メーカーもより良く受け入れられるモノを出していって欲しいモノですね。
しょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会
:PS4がなんで日本だと苦戦してんのよ? みたいな記事があったけど、そりゃまぁ色々ありすぎて困るよねってなお話です。
:まぁ、海外に比べりゃ大人しくなっちゃってるわなぁ。
:そもそも娯楽産業なんだから、ハードごと買ってでもやりたい! って思えるソフトがなけりゃ買わないでしょうよ。んでもって、ゲームをする時間が余りないと叫ばれている昨今においては、「末永く遊べる」ゲームがしたいわけであって「無駄に長い」ゲームがしたいわけじゃないと思うわけ。挙げればキリがないんだけど、要するにプレイしたがるようなソフトを出せというしかないのです。……日本だとPS4ならブラッドボーンに期待なんですかねぇ?
:フロムやデモンズに期待してる人ならそういう結論なんだろうよ。ハードを牽引する力があるのかどうかは未知数だがな。
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海外ではブランド力があるゲームでも日本ではないゲームがほとんどですからね。
それに加えて今の日本で据え置き機を売るって相当大変なことなのじゃないかと思っています。
日本でブランド力のあるソフトを出しているWiiUですら苦戦している現状ですから。