真・北斗無双を発表したばかりの「コーエーテクモ」さんですが、平成25年3月期 第1四半期決算が公開されました。

その結果は、売上高約58億円（前年同四半期比12.7％減）、営業利益2400万円（同92.8％減）、四半期純損失約4億万円となっていて、赤字ではないにせよ減益になりました。

その主な原因としては、今後出るタイトルへの先行投資となっています。
ちなみに、ゲーム事業はPCの三国志12や3DSの真・三国無双VS、シェルノサージュ、アーシャのアトリエなどの売り上げやダウンロードコンテンツが堅調に推移していて、業績に貢献したとも書かれています。

また、モバイル事業は100万人シリーズが好調だそうで、海外展開も進んでいるようです。なお、コンプガチャの影響は軽微だそうです。

こうやってみると、先行投資により減益とありますが、今後どういったタイトルが出てくるのかがポイントでしょう。モバイル事業にシフトしている感はありますが、アトリエシリーズは今後も1年に1回はでてくるでしょうし、無双シリーズは相変らずなペースで出てくるのも容易に想像できます。

やはりシリーズものが堅調な感じで、新規タイトルが見られないというのはセガさんと一緒でしょうか。とはいえ、コーエーテクモさんの新規タイトルだった「クウォンタム セオリー」のような出来のモノを出すよりは、続編の方が圧倒的に利回りが良いでしょうから仕方がない事かもしれません。ついでに、PCゲームだと価格が高めに設定してあるあたりは、売り上げを鈍くしている部分でもあると言えるのではないでしょうか。

何はともあれ、先行投資の結果が出てくるのがWii Uなど年末以降になってきそうなので、まずはどういったタイトルがでてくるのか、情報を待つとしましょう。

［情報元：コーエーテクモホールディングス・平成25年3月期 第1四半期決算短信より（PDFです）］