任天堂、コロプラの「白猫プロジェクト」に対し特許侵害で差し止めを求め提訴
白猫プロジェクトでお馴染みのコロプラですが、任天堂が「白猫プロジェクト」に対し特許侵害で差し止めを求め提訴した事が明らかになりました。
1.訴訟が提起された年月日及び裁判所
(1)訴訟が提起された年月日:平成 29 年 12 月 22 日
(2)訴訟が提起された裁判所:東京地方裁判所2.訴訟を提起した者の概要
(1) 名 称 任天堂株式会社
(2) 所在地 京都府京都市南区上鳥羽鉾立町 11 番地1
(3) 代 表 者 の 役 職 ・ 氏 名 代表取締役社長 君島 達己3.訴訟内容
(2)訴訟の目的物および価額
(1)訴えの内容
特許権侵害に基づく損害賠償請求
特許権侵害に基づく弊社アプリ「白猫プロジェクト」の生産、使用、電気通信回線を通じた提供等の差止請求等
損害賠償請求:44 億円及び遅延損害金
差止請求の対象アプリ:白猫プロジェクト4.訴訟の原因及び提起されるに至った経緯
任天堂株式会社(以下、「任天堂」といいます。)から平成 28 年 9 月に、当社のゲームが任天堂保有の特許権を侵害するとの指摘がありました。それ以来、1 年以上にわたり時間をかけて真摯かつ丁寧に、任天堂の特許権を侵害しないことを説明してまいりました。
しかしながら、当社の考えが任天堂に受け入れられるには及ばず、訴訟を提起されるに至ったものです。5.今後の見通し
当社は、当社のゲームが任天堂の特許権を侵害する事実は一切無いものと確信しており、その見解の正当性を主張していく方針です。
なお、本件が当社グループの業績に与える影響を現時点で見通すことは困難でありますが、今後開示すべき事項が発生した場合には速やかに開示いたします。[引用元:株式会社コロプラ]
一体どんな特許を侵害したのでしょうね?
ざっと経緯をみると、コロプラの発表では2016年9月に特許侵害の指摘があり、そこから1年以上説明に徹したけど提訴された、ということになっています。大変申し訳ないのですが、私自身は「白猫プロジェクト」に一度も触れたことがなく、コロプラの説明だと何を侵害したのかがまったく検討がつかないという印象でした。まさに時代の波に乗り遅れてしまった感満載で、スマホであろうともとりあえずメジャータイトルには一度くらいは手を出すべきだと反省せざるを得ません。
ともあれ、コロプラを代表する「白猫プロジェクト」がどういった事になるのかは色々と話題を呼びそうな気がしてなりません。コロプラ側は任天堂と争う姿勢を見せているようなので、この裁判がどうなるのか、今後の流れはきちんと見守っておきたい限りですね。
:任天堂が、コロプラの「白猫プロジェクト」に対し特許侵害で差し止めを求め提訴したよーってなお話です。
:それを、コロプラが発表したわけね。
:まぁ、そこらへんは上場企業だからねぇ。とりあえず、何をどう侵害しているのかが焦点になるのかな、と。コロプラとしては、侵害しとらん! という姿勢である以上争うのは確定なので、この結果がどういったモノになるのかはしかと見ておきたいっすな。……ま、オチが出てくるのは数年後だと思うけど……。
:日本の裁判は長いから、忘れた頃に出てきそうだよな……。