コーエーテクモゲームス、ブランドとIPを主軸に組織・人事体制の変更を実施
延期するタイトルが多いながらもマイペースにゲームを出し続けるコーエーテクモゲームスですが、ブランドとIPを主軸に組織・人事体制の変更を実施することが告知されました。詳しくはこちら(PDF)。
コーエーテクモゲームスは、これまで「ゲームソフト」「オンライン・モバイル」「メディア」などの分野で組織体制をとっていましたが、プラットフォームの多様化・高性能化に対応するためにブランド別の組織体制にするとの事です。具体的には、ソフトウェア事業やネットワーク事業、メディア事業がエンタテインメント事業に統合され、その中に「シブサワ・コウ」「ω-Force」「TeamNINJA」「ガスト」「ルビーパーティー」の5つからなるブランドグループを作るという事になります。各ブランドグループが持つIPは次の通り。
[引用元:コーエーテクモゲームス(PDF)]
- 「シブサワ・コウ」ブランド
「信長の野望」「三國志」「Winning Post」「大航海時代」等- 「ω-Force」ブランド
「真・三國無双」「戦国無双」「討鬼伝」等- 「TeamNINJA」ブランド
「NINJA GAIDEN」「DEAD OR ALIVE」「仁王」等- 「ガスト」ブランド
「アトリエ」「サージュ・コンチェルト」「よるのないくに」等- 「ルビーパーティー」ブランド
「アンジェリーク」「遙かなる時空の中で」「金色のコルダ」等
ブランド別にするのはわかりやすくていいんじゃないですかね。
ゲームメーカーはIPをどれだけ創造できるかというのが重要になるわけですが、ゲームタイトルよりもどういったところが開発しているかを明確にした方がわかりやすさが出てきます。あとは、そのブランドにどれだけの信用が置けるか、という話になりそうなところでしょうか。
大手メーカーの中でも好調な業績を出しているコーエーテクモゲームスですが、このブランド戦略はどれくらい効果を発揮するかも注目しておきたいモノはあります。よりよい方向へ進む事を期待したいモノですね。
:コーエーテクモゲームスが、ブランドとIPを主軸に組織・人事体制の変更を実施したよーってなお話です。
:……つまり、どういうこと? 端的に教えて。
:んー。たとえば、「ω-Force」ブランドのゲームだよ! っていうやり方を、今よりもさらにプッシュしていくよって事でよろしいかと。つまり、「あのゲームは出来がよかったから信用できる」とかそういう単位だったのを、「あのブランドから出てるなら信用できそう」という認識に変化していくとも言えるかな。……ま、なんにせよ、開発ブランドでプッシュしていくのは良い姿勢だと思う次第っすな。
:ふむ。まぁどういう形にせよ、良いものを出し続けてくれりゃそれで良いとも言えるがな。