魔界は謎の侵略者によって滅びかけていた。魔物は術を全て奪われ、人の心の力で術を出す「魔本」も全て燃やされていた。その絶望の中、魔物と人が再び出会い、戦いを共にする。

ナンボナンの統治が一段落したこともあり、本拠地ニューネリーに帰還したウィルク。そのままお気に入りのメイドとのいちゃラブを楽しんだり、現代知識を使ったモノづくりなどをして過ごす中、規律違反をした美人冒険者と出会い…！？

早速ジャンヌの呪いと対峙する。が、それは想像以上の魔力量だった。果たしてテンマは、ジャンヌを呪いから救い出せるのか……！さらに、強者たちが集う【武闘大会】が開催されることを聞いたテンマは、ある想いを胸に王都へと旅立つのだった。

社内では上司と部下として振舞っているが、モテる田那辺に鳴海の不安は募り――仕事ばかりで恋愛慣れしていない鳴海はどうしていいか分からず、田那辺を避けるようになる。鳴海の本心を聞きだすため、誰も居ないオフィスで迫る田那辺。長い夜はまだ始まったばかり――

瀕死のアリーヤを吸血鬼化し助けた祈里は、彼女にさらなる追っ手がかかることを懸念し、王城にいる敵を皆殺しする事を決意する。祈里は手始めにクーデターの長であるビットレイ宰相を討ち取りにでる。そして、無数の敵を前に彼は容赦のない制裁を始めるのであったーー…。

早速、拠点に戻り実験を繰り返す中で【栽培】スキルの新たな能力『融合』を発見し、土壌汚染を浄化するアイテム作りに成功する！ しかしその晩、サシャがそのアイテムを持って行方をくらませてしまい…。

『花騎士』と呼ばれるエクトルがシルルが営む薬屋の常連客となって幾日。最初は距離のあったものの、一緒にお茶を飲む程度には穏やかな関係となってきた頃、シルルは不幸の見本市のような予想線を持った男を見かけてしまい――…？

全寮制の高校に通う矢野久哉の悩みの種は同室で学校一の問題児、小田島苑だった。「生真面目な優等生」を揶揄う小田島、かと思いきやそこには誰にも言えない恋愛感情とトラウマが混在していてーー。

小田島の行動と、時折見せる切なげで愛おしく苦しそうな表情に真意が押しはかれずすれ違う二人。相手を想うあまり心の奥に押し込めたたくさんの「好き」とその人の気持ちを知るために投げかけた「知りたい」が交わる苦しくも優しい恋物語。