闇派閥（イヴィルス）による大攻勢にさらされた迷宮都市。街を支配した『巨悪』に抗う冒険者たちだったが、悪辣な計略、終わりのない襲撃、更には守るべき存在である民衆にも非難され、次第に消耗していく。知己を失い、自らの正義が揺らぎつつあるリューも同じだった。

咲良が再び音楽の道を歩きはじめたことで、２人の関係には小さな、けれど決定的な変化が訪れようとしていた。文化祭、修学旅行、そしてクリスマス。刻々と季節が移りゆくなか、蒼はひとつの選択をする――。

圧倒的な戦力差を見せつけられた女王アリスティリアは降伏を受け入れるも、近衛騎士団長ランスロットの独断によって戦線が継続されてしまう。一触即発の空気の中で戸惑うケインに、愛する女性の声が届く。

かつての親友の企みを止めるため、ゼノスは地下ギルドへの潜入を試みる。異例の実績を叩き出す規格外の新人は否応なく名を上げ、やがて、暗き地の底で昔日の因縁に対峙する。

ダラダラ生活を続けたい将尚と恭子さんは中々重い腰を上げられずにいた。そんな時、花火大会で同級生と偶然出会い将尚は、恭子さんを友達に紹介するかどうか決断を迫られる。その決断により、恭子さんもまた心を決めて動き出すのだった。シリーズ最終巻ここに完結。

ある日、敵に寝返った家臣を討つ合戦の最中に盗賊達が現れ、取引を持ち掛けられる。「竹千代を売りにきた」という盗賊達を不審に思った翔は、スマホのスキルで彼等のリーダーが女であることを見抜き、さらに彼女の頭上に本名が浮かび上がって――！？

一年後に死んでしまう破滅の展開を避けるため、あえて「悪役令嬢」になりきろうと奮闘した結果、持ち前の家事万能スキルのせいで周囲からの評価が上がりまくり！！　結果、ゲーム本来のストーリーから現実がどんどん離れはじめ、予想もつかないルートに突入中！？

女性として魅力的なレミリーにウィンディが決闘を挑むトラブルもありつつ、三人は徐々に絆を深めていく。その裏では帝国への進軍が決定し、混成部隊も作戦に参加することに。熾烈を極める戦場の中、レミリーは秘めた才能を開花させ――

勇者から婚約破棄された聖女・メイリーン。途方に暮れる中、お菓子作りが大好きだった前世の記憶を思い出す。自由に生きる！　と決めたメイリーンは魔王城で働くことになるが、就任したのは……お子さま魔王のおやつ係！