連載:一週間(2016年9月11日~9月17日)を振り返るコラム的な何か 第208回:TGS 2016が開催された一週間

TGS 2016

日本は日本で盛り上がればよろしい

色んなターゲット層を開拓するのが理想

AZです。何度もかいておきますが「サバクのネズミ団!」は、シミュレーション好きなら良作と思える出来です。

さて、2016年9月11日~9月17日までの間に一番閲覧数が多かった記事は、主にTGS関連の記事でした。まぁ、現時点でまだ開催しているわけですから、それもまた当然という話でしょう。というわけで、本日はそんなTGS関連の話題を振り返っておこうかと思います。

とりあえず、話題作がたくさんありそうな盛り上がり?

TGS 2016が始まったわけですが、プラットフォーム別の出展タイトル数を見てみると、昨年よりもスマートデバイス向けが減り、PC向けが増えるというなかなか興味深い結果が出ていました。スマートデバイス市場は、レッドオーシャンでタイトルを厳選しながら戦っていかないといけないのが影響していそうですし、PCゲーム市場については数年前に比べたらずいぶんと日本での扱いもマシになってきた事を感じられます。

とはいったところで、TGS 2016に限定して言えば、“日本メーカーのタイトルの多くがPCで出るから”というわけではなく、“海外メーカーが昨年よりも多く出展しているから”と言う方が無難な着地点である気がしないこともありません。もちろん、数年前に比べたら日本のPCゲーム市場に向けてタイトルを出すメーカーも増えてきており、PLAYISMやDegicaなどの知名度も向上した点などを見れば確実に良い方向へ進んでいるとは思えますが、セガやバンナムなど日本の大手メーカーはSteamでリージョン規制を続けておりますし、まだ何とも言いがたい状況が続いている、という印象はあります。

一方で、海外メーカーやインディなどはマイペースにPCで展開しているのも見てとれるわけで、そういった人達がTGSでアピールするというのは喜ばしい事にも感じられます。今、海外で日本ゲーム市場というのがどのように映っているのかはわかりませんが、色んなタイトルが日本でも遊べるというのは良い事ですし、是非盛り上げて欲しいとは思うところでもあります。

あとは、やはりVRは気になるところです。色々と話題を呼んでいるのは間違いなく、「CIRCLE of SAVIORS」なんかはVRでやりたい事の一つのど真ん中を完全に狙い澄ましたモノにも思えました。その一方で、やはり「話題になること」と「普及すること」はイコールとは言えない、というのを3Dブーム等々で学んでおりますし、日本のゲーム市場としてVRがどこまで食い込んでくるのかは注視しておきたいモノがあります。まぁ、VRが「ゲーム」だけという括りにならないよう、アニメやら漫画やらをVRに持ち込んできたメーカーもあるようなので、色んな意味で頑張って欲しいところにもなりますし、“VR内で何かを発表”みたいな事になってくれば、それはそれで面白そうな気にもなりますが。

TGS 2016も最終日を残すのみとなりましたが、来年おこなわれるTGSでは今年話題になったモノのうちどういったモノが継続しているのか、というのをぼんやりと考えつつ見守りたいとも思ったりはします。より幅広い世代層にアピールできるよう、どのメーカーも奮闘して欲しい限りですね。

連載:一週間(2016年9月11日~9月17日)を振り返るコラム的な何か 第208回:TGS 2016が開催された一週間に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:TGS 2016が開催された一週間だったよー、というかまだ最後の1日残ってるけどネーってなお話です。

しゃきーんさん:最終日はどんな話題が出るかネェ?

しょぼーんさん:既存の家庭用はもちろんのこと、PCやインディやVR、色んなモノがあって良いと思うよ。その中から、来年も話題が継続し続けるのはどういったモノなのかというのは、何となく覚えておきたいとも思うね。……いやしかし、賑わうイベントというのは活気があって実に良いですなぁ……。

しゃきーんさん:ま、最終日に何かサプライズ発表をするメーカーがあるのかどうか、楽しみにしておくとしようか。

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