連載:一週間(2016年2月28日~3月5日)を振り返るコラム的な何か 第180回:ステマレビュー疑惑の一件が色々と賑わせた一週間
ステマ、ダメ。絶対。
1日中漫画を読んでいる日があったって良いじゃない
AZです。ただひたすらに、漫画を読んでいたらレビューが書きたくなりました。
さて、2016年2月28日~3月5日までの間に一番閲覧数が多かった記事は、「Steamで発売中のゲームに日本からステマレビュー疑惑が発覚、Steam上からゲームが削除される騒動へ発展」でした。他の記事に比べてトリプルスコアを付けるくらいには話題になったようで、炎上案件の話題は概ねこうなりやすいというのを再認識させてくれます。というわけで、今週はステマレビュー関連の話題について振り返っておきましょう。
結局、良い事はありません
すでにSteamからゲームは削除されてましたが、「WAS -The Hourglass of Lepidoptera-」の開発を担当したS.R.Lが、クラウドソーシングでレビュー依頼をするという疑惑が浮上しました。ほぼ真っ黒だったとはいえステルスマーケティング疑惑が出ただけでこういう騒動へ発展するのですから、ステルスマーケティングはダメだと何度も言っておきたい所存にございます。
そもそも、誰の目にも付くクラウドソーシングに仕事を出すという時点で、わかっててやったのか、わからないで出したのかは何とも計り知れないモノがあります。そこらへんの事情はわかりませんが、すでにパブリッシャーのSekai ProjectはゲームをSteam上から削除し幕引きをしたので、この案件もここで終了にはなりましょうか。
ネット上では、結構気軽に「ステマ」という言葉が飛び交っておりますが、該当記事のコメントにも書いたとおりステルスマーケティングは法に触れる可能性(優良誤認表示の禁止)があり、非常にリスクが高いモノです。まぁもはやネット上での「ステマ」は概念そのものが違っているというか、何となくステルス感があれば「ステマ」と呼んでいる感がなきにしもあらずなわけですが、なんにせよステルスマーケティングはバレるケースが多いですし、当然ながらやらないに越したことはありません。
本件は、小規模なタイトルながらに日本でこういった事が起きてしまったのは大変残念の一言に尽きます。一度露見してしまえば、叩かれるどころか信用もなくしてそれ以降活動できなくなるのも間違いありませんし、しっかりとゲームの出来映えで勝負して欲しい限りですね。
:ステマレビュー疑惑のニュースが話題だったよーってなお話です。
:まぁ、ステマは辞めろとしかいえねーよな。
:小規模開発だと宣伝費がほとんどないとかそういった話題もちらほら目にするし、せっかく作ったゲームだから売れて欲しいってのもわからんではないけど、だからといってステマして良い事にはならんしね。そこはもう、頑張るしかないのでしょうな。……何とも難しい話だねぇ……。
:ま、何はなくともステマはダメだというオチで……。