2016年の日本市場で話題をさらうタイトルや如何に？

情報発信以外のウリはどこにあるのか

AZです。お祭りの渦中にはいたくありませんが、遠巻きに状況把握くらいはしておきたいと思うタイプです。

それはさておき、日本で行われるゲームの祭典こと東京ゲームショウですが、2016年のテーマが発表されました。そのほか、各コーナーなども発表されております。

TGS 2016のテーマは，岡村氏が明かしたとおり「エンターテインメントが変わる。未来が変わる。」だが，これはゲームが多様な楽しみ方や新技術により，エンターテイメントの価値を大きく変えようとしていることや，世代や性別，時間や国境など，あらゆる壁を越えて社会にイノベーションをもたらし，誰も想像できなかったことを実現するものであることを踏まえて決定したとのことだ。

またTGS 2016の来場予定者数は，最低到達ラインが23万人，募集小間数は2000小間となっている。
新機軸として掲げられたのは「新コーナー続々」「TGSをリアルでネットで、グローバルに」「もっと遊べる、もっと快適に」の3つ。

新コーナーでは，新技術を紹介するVR関連の製品/タイトルを展示する「VRコーナー」や，人工知能関連の先端技術/サービスを持つ企業が出展する「AIコーナー」，リニューアルされた「e-Sportsコーナー」，東欧・ラテンアメリカのコーナーなどを設ける予定だ。

リアルとネットを介したグローバル展開では，niconico，Twitch，Youtubeといったプラットフォームを利用し，公式動画チャンネルを強化。またInstagramやWeiboを介したSNS企画で，海外向けの情報発信も強化される。いずれも詳細は順次発表される。

“もっと遊べる、もっと快適”にというテーマについては，来場者から寄せられた意見のうち，「VRタイトルを試遊できなかった」という不満点を解消するべく「VR体験コーナー」を設ける。このコーナーでは，試遊機を数十台用意し，待ち時間を大幅に短縮するとのことで，詳細は9月に発表される。

［引用元：4Gamer.net］

さて、VRはどうなりますかね？

テーマについては、相変わらず言わんとしたいことがわかりそうな、わからなさそうな雰囲気がしてしまうわけですが、それはともかくとしてTGS2015では出展数等が過去最多になった影響もあってか、TGS2016でもその勢いに乗れるかどうかが焦点になるところでしょうか。

一般展示は、注目を浴びて当然のラインナップが出てくるので脇に置いておくとしまして、それ以外でも勢いづくために話題としたいのは新コーナーだと思っておりますが、VRはとりわけ大きな注目を浴びる事が予想されます。それでいて、3Dテレビなどが話題になった時と似ていますが、「果たしてVRは普及するのかどうか」という点が求められる事になりそうな気がしてなりません。まぁ、TGS2016が開かれるまでにはPS VRの動向もはっきりしているでしょうし、日本でどれほど普及するのかは暖かく見守りたいモノがあります。

一方、もう一つの話題としてはe-Sportsになるでしょうが、前回のe-Sportsコーナーはe-Sports競技会中心だったのに対し、2016年はゲームタイトル、周辺機器、関連サービスの展示するコーナーへとリニューアルされます。出展社によるe-Sports大会を実施できるステージも用意されるということなので、大会も開かれる事にはなりそうですが、根本的にゲームそのものをアピールするような方向へシフトしたという事でしょう。まぁ、先日League of Legendsの日本大会である「League of Legends Japan League」でちょっとした騒動があった事も踏まえれば、まだまだやれる事は多そうな予感はさせてくれます。

日本ゲーム市場がどういった方向で盛り上がるのかをしっかりと見て取れる祭典とも言えるTGSですが、2016年はどんな話題が盛り上がる事になるでしょうか？　色んな意味で、楽しみにしておきたいモノですね。

［情報元：TGS2016公式サイト（PDF）］