連載:気まぐれゲーム雑記 第893回:TGS 2015の出展ゲームは約4割がスマホで家庭用ゲーム機は2割に満たない数字だったそうです
業界がどういう方向を向いているのか
何をもって、日本ゲーム市場と呼ぶべきか
AZです。足が棒のようになるくらい歩いたのは、ここ数年で久しぶりです。
それはさておき、TGS 2015の出展ゲームは約4割がスマホで家庭用ゲーム機は2割に満たない数字だったと、まんたんWEBが伝えています。
日本の東京ゲームショウは、消費者へのプロモーションを重視する考えが根強く、一方で人脈作りといったビジネス面が弱いといわれてきた。それを受けて主催でもある業界団体のコンピュータエンターテインメント協会(CESA)がビジネス面を強化してきた。
その成果が実り、今年は過去最高となる480社が出展し、うち37カ国・地域からの246社が海外メーカーで、海外からの出展が初めて過半数を超えた。スマホゲーム会社の取り込みも成功したといえる。
だが、拡大による矛盾も抱え始めた。ゲームショウでは、これまでテレビゲームが“主役”、スマホゲームは“脇役”だったが、現在は出展ゲームの約4割がスマホゲームで、テレビゲームは2割に満たない数字となり、地位が逆転しつつある。確かにヘッドマウントディスプレーを使ったバーチャルリアリティー(VR)コンテンツは人気で、今年のゲームショウの“華”だったが、こと集客に関しては、圧倒的にスマホゲームの方が上なのは関係者の多くが認める事実。
~中略~
スマホゲーム会社の台頭とともにゲームショウの出展意義も変わりつつある。スマホゲームの二大巨頭である「パズル&ドラゴンズ」のガンホー・オンライン・エンターテイメントと、「モンスターストライク」のミクシィは、今年は不参加だった。「パズドラとモンストは、抜群の知名度があり、ゲームショウでアピールする必要がない。むしろ出展しても費用対効果が見込めないから見送るのは妥当だ」(大手ゲーム会社社員)と分析する。以前から出展していない任天堂に加え、今年は「妖怪ウォッチ」のレベルファイブ、XboxOneのマイクロソフトも出展しなかった。以前のゲームショウでは主要メーカーが出展を見送るだけで話題になったが、それも今は昔の話だ。
[引用元:まんたんWEB]
何を主軸とみるか、ですね。
TGSに出展して費用対効果が得られるかどうかというのは、そのゲームの規模によりにけりであり、大作であればあるほど費用対効果は得やすいでしょう。ついでに、スマートデバイス向けタイトルではなく、今のところ家庭用ゲーム機がTGSの主役になっているのは、間違いありません。そこらへんは、フューチャー賞がありありと証明しています。
一方TGS 2015にて、最大規模のブースを構えたのは“グランブルーファンタジー”でお馴染みのCygamesですが、スマートデバイスのゲームも開発費の高騰により色々と変化が生じています。Cygamesは家庭用機進出を果たしますし、コロプラはVRの道を歩もうとしていますし、その他のメーカーもどうやってヒット作を作ろうかと模索している状態です。以前より、バブリーな雰囲気がそこまで感じられなくなっている様な気がしないこともありません。いやまぁ、それでも家庭用機より市場規模は大きいのも間違いないわけですが。
TGSの存在意義を見てみると、まだネットが普及する前の時代では「先行体験会」的な位置づけだったわけですが、今や情報はメーカーから直接出てくるようになり、体験版も配信される時代へと変化しました。今後は、TGSに日本ゲーム業界の盛り上がり的なモノを求めるのか、それとも宣伝的なモノを求めるのか、はたまた別の技術的なモノを求めるのかで変わっていきそうな雰囲気がしないこともありません。
時代のニーズに合わせる形で変化していくのが、時代の流れとも言うべきヤツですが、TGSが今後どうなっていくかは見どころとも言えます。2015年は様々な発表がありましたが、TGS 2016もより話題になることを期待したいモノですね。
:TGS 2015の出展ゲームは約4割がスマホで家庭用ゲーム機は2割に満たない数字だったよーってなお話です。
:まぁ、それもまた時代の流れではあるが、大作が牽引して中小も遊ばれるようになるってのが理想なのかね?
:理想の形はいっぱいあるんじゃない? 大作がすべてじゃないという人もいれば、大作だけやれれば良いという人がいるのも事実。結局、開発側がゲーム好き達に「これ、遊んでみたい」と思わせるゲームを作れるかどうか、なわけだし。そこに、ハードやら何やらの縛りは一切ないと思うよ。……好みの問題は多々あるでしょうけどネー。
:そりゃまぁ、誰もが等しく面白がるモノなんて存在しないからなぁ……。ただ、その「面白がる人達が多い」というケースは多々存在するだろうけど。
家庭用ゲームレベルのものがスマホにどれだけあったというのか。スマホゲームは握手券でCDを売る某アイドルと同じようなことやって集客してるだけでしょう。結論ありきで書いてる典型な元記事だと思いますね。