連載:気まぐれゲーム雑記 第1055回:スマホゲームの平均課金額は年間21000円だそうです
広く、少なく?
どの市場が良いかという話
AZです。社会人には、ダメと分かっていても行かねばならぬ時があるのです。
それはさておき、スマホゲームの平均課金額は年間21000円であると報じられているようです。
スマートフォン用ゲームのアイテム課金やダウンロード型ゲームのユーザー一人当たりの年間課金額が約2万1000円で、家庭用ゲーム機の約3万3000円、携帯ゲーム機の2万5000円に匹敵することが、1万人を対象にしたフィールズ総研のアンケートで明らかになった。1年間にゲームに接触した人の割合は、スマホゲームが39.6%だったが、家庭用ゲーム機は23.8%、携帯ゲーム機は25.2%にとどまった。
調査は2015年12月16日~22日にインターネットで実施した。余暇行動の実態や背景にある価値観などについて400問の設問を設け、6~64歳の男女1万人から回答を得た。
スマホゲームについて、無料利用者は89.1%だった。課金者(10.9%)のうち平均利用額より少ない人を「低額利用者」、多い人を「高額利用者」と定義。7.6%の低額利用者は年に約7000円を使っているが、3.2%の高額利用者は約5万6000円を使っていた。
[情報元:まんたんウェブ]
高いと見るか、安いと見るかはかなり個人差がありそうですね。
このアンケートの結果が極めて正しいかどうかは図りかねるところもあるわけですが、無課金が90%近いというのは想定の範囲内にも感じられます。ついでに言えば、今や2人に1人はスマホを持つ時代になった事ですし、ゲーム機に比べてスマホの方が普及しているのは明々白々な情勢です。スマホでゲームする人の方が多いというのも、現実的なところではないでしょうか。
また、課金額についてはごく一部の人達が高額を出しているというのも以前から伝えられておりましたが、スマホをゲーム以外の用途で活用している人達も含めた結果だと思えば、何となくわかりそうな気がしないこともありません。これが、率先してスマホでゲームをする人達のみを対象にしたアンケートだったら、もっと金額は違うようにも思えるところはあります。
日本のゲーム市場において、モバイルな市場は今や家庭用ゲーム市場よりも大きくなった事も伝えられておりますが、今後市場がどうなっていくかが注目どころと言えます。すでにあらゆるメーカーの参入でレッドオーシャンになっている事も明白な市場ですし、大きくなったメーカーほどその市場のみで稼いでいくには厳しいモノがあるのは確定的に明らかです。Cygamesのように、スマートデバイス以外にもPCや家庭用機、アニメや雑誌などあらゆる方面に活路を見出すのも一つですし、コロプラのようなVR方面に活路を見出すのもまた一つの手段でしょう。
一部のスマホメインなメーカーは海外事業の見直しを迫られているところもありますが、レッドオーシャンな市場である以上はどこが生き残るのかも見どころの一つと言えましょうか。色々と、暖かい目で見守っておきたいモノですね。
:スマホゲームの平均課金額は年間21000円らしいよーってなお話です。
:ゲームばかりする人達を対象にしたアンケートってわけじゃなさそーだな。
:ま、ゲームをしない一般の人も含めたアンケートだと思えば、それでいいんじゃない? そういった集計結果もある、くらいに思えば。なんだかんだともはや消える要素がない市場になったわけだし、どのメーカーも色んな市場での可能性を見出しながらやっていって欲しいとは思っておりますよ。……どうでも良いけど、6歳の子に400問の設問をクリアさせるってかなりアレな気もするのですけれども?
:……そこらへんは何とも、なぁ……。