連載:気まぐれゲーム雑記 第1053回:かつてのTHQタイトルの多くを購入した“Nordic Games”が「THQ Nordic」に改名

THQ Nordic

復活を期待せずにはいられない

THQは好きなメーカーの一つでした

AZです。コミケ90が始まっておりますが、非常に暑い日々が続いておりますので、どうぞ皆様お気をつけて楽しんで下さい。

それはさておき、かつてのTHQタイトルの多くを購入した“Nordic Games”が「THQ Nordic」に改名したそうです。

2012年末のTHQ倒産と実質的な閉鎖を経て、2013年4月に行われた2度目のアセットオークションにて、150タイトルを超えるTHQの作品とIPを購入後、2014年6月には“THQ”の名称そのものを取得し、社内ブランドの一部として“MX”シリーズの新展開を進めていた“Nordic Games”が、先ほど社名の変更を正式に発表し、THQの名を大きく冠した「THQ Nordic」と改めたことが明らかになりました。

予てから、“Red Faction Guerilla”のアップデートやリマスターを含む“Darksiders”関連の多彩な取り組み、“Destroy All Humans!”の復活に向けた検討など、THQ関連IPの取り組みを強化していたNordicですが、発表によると現在スタジオが進めている23ものプロジェクトのうち、未発表の13種のほとんどを旧THQのIPが占めており、非常に重要かつ高い競争力を持つポートフォリオであることが強調されています。

[情報元:doope!

新生、とも言うべきですかね?

THQと言えば、2012年末の倒産からオークションに至るまで、ゲーム業界の中でも衝撃的な事件の一つだった事に間違いはありません。THQのタイトルがそこそこに好きだった身としては、あの一件の前からTHQは危ないという雰囲気満載でハラハラしていたわけですが、オークションにて多くのタイトルを購入したNordic GamesがTHQを社名に入れるというのは何とも感慨深いモノがあります。

また、先日も僕らの「デストロイ オール ヒューマンズ!」が再検討されている事も紹介したわけですが、かつてTHQが持っていたIPを再活用するというのは非常に良い一手でしょう。もちろん、過去作を作り直すというだけでどれだけの人が動くのかはわかりませんが、せっかく得たIPを腐らせておくのは勿体ないの一言に尽きます。

それに、今回は社名の変更となりますが、“Nordic Games”よりもTHQの名を使った方がわかりやすいというのもあります。当然ながら、かつて倒産した会社の名前を使うというのは縁起が良いかどうか悩ましくも見えたりはするのですが、知名度はやはりTHQの方が上であるようにも思えてしまうのも否定できません。

Red FactionやDarksiders、Destroy All Humans!など多くのTHQタイトルを抱え込んだNordic Gamesが、「THQ Nordic」として装いを新たにどのようなタイトルを出してくるかにも注目が集まります。その際は、ついでで良いので日本展開もこっそりしてくれることを影ながら期待しておきたいモノですね。

連載:気まぐれゲーム雑記 第1053回:かつてのTHQタイトルの多くを購入した“Nordic Games”が「THQ Nordic」に改名に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:“Nordic Games”が「THQ Nordic」に改名したよーってなお話です。

しゃきーんさん:THQを名乗るってのは、なかなか面白い一手だな。

しょぼーんさん:そだねぇ。THQのタイトルを多く抱え込んだだけの事はあるんじゃない? うまくIPを活用しながら、色んなシリーズを継続させていって欲しい限りっすな。……わたくしめとしては、デストロイオールヒューマンズを秀逸ローカライズで日本にもたらしてくれ、と思うわけだけど。

しゃきーんさん:あれはもう色んな意味で無理だと思うが、どうなんだろうなぁ……。

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