連載:気まぐれゲーム雑記 第988回:東洋経済が任天堂の“NX”と“スマホ”2つの戦略について言及

のんびりと、暖かく見守っておきましょう。

すぐさま業績が急浮上することもない

AZです。パシフィックリムは、やはりロボット好きにとっては大変面白いモノでしたし、あれは日本で作られるべき代物だったと言うほかありません。

それはさておき、東洋経済が任天堂の“NX”と“スマホ”2つの戦略について言及しております。

復活に向けて、君島社長が掲げる戦略は2つある。1つ目は次世代ゲーム機「NX」で、2016年に発表を予定している。すでにスクウェア・エニックスは、2017年春までに発売予定の「ドラゴンクエストXI」でNX対応ソフトも開発を検討すると表明済みだ。他のゲームソフトメーカー首脳は「NXへの期待は、WiiU発売前よりも高い」と言い切る。NX発売のタイミングに合わせて、任天堂が魅力的なゲームソフトを複数仕込んでいることが見て取れる。

任天堂はWiiUの発売時、逆ザヤで販売していた。端末の普及を促し、ゲームソフトで利益を回収するというビジネスモデルだったためだ。もしNXも同様の戦略で発売されると、初年度はNXの端末販売の赤字が膨らんで収益の下押し要因となってしまう。本格的な復活は、NXが普及してゲームソフトが売れ始めた翌年以降となるだろう。

君島社長が掲げる2つ目の戦略が、スマートフォンゲームだ。3月中旬にはディー・エヌ・エーと共同開発したコミュニケーションアプリ「Miitomo(ミートモ)」のリリースが控えている。

~中略~

スマホユーザーを家庭用ゲームへ取り込むには有効かもしれないが、どこまで収益貢献するかは読みづらい。たとえば日本のスマホゲーム市場は8000億円規模と、米国に次いで世界2位。1人当たりの課金額は世界一で、背景には日本特有の「ガチャ」システムがある。ゲームを有利に進めることができるアイテムを、ガチャと呼ばれるくじ引きで入手するわけだが、これに資金をつぎ込むユーザーが多いのだ。任天堂はアイテム販売などの課金を考えており、ガチャを導入する可能性は低いだろう。ヒットが出にくくなっているスマホゲーム市場で、どこまで任天堂が存在感を発揮できるかも未知数だ。

[引用元:東洋経済

さて、どうなりますかね?

任天堂のNXについては、今や噂が色々と飛び交っている状態ですが、現時点で発表はなく2016年内に何かしらがの情報を出すという程度にとどまっています。まぁ大本営からの発表がない限り、どうにもこうにも言及のしようがないというのが現状でしょうか。噂等々にも、流されない程度にしておくのが無難でしょう。

その一方で、スマートデバイス向け事業について明らかになっているのは「ミートモ」だけですが、あの手のコミュニケーションアプリで利益が出そうというのはなかなか難しいモノがあります。まずは、ニンテンドーアカウントの会員を増やすという命題もあるわけですが、以前から君島氏も言っているとおりすぐさま利益につながるような事にはならないでしょう。

それに、現時点だとガチャについての動向もどうなるのかわからないといった様子があるのも否定できません。ただでさえ今後どうなるのかが注目視されている中で、ガチャの導入に否定的な任天堂としては今後どういったタイトルで利益を出そうとするのかが大きなポイントにはなりそうです。

2016年に入って業績の下方修正といった話題もでている任天堂ではありますが、NXやスマートデバイス事業、USJの話題など注目点が多い事も確かです。今後、どのようになるのかを楽しみに見守りたいですね。

連載:気まぐれゲーム雑記 第988回:東洋経済が任天堂の“NX”と“スマホ”2つの戦略について言及に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:任天堂の“NX”と“スマホ”2つの戦略について何か語られてるよーってなお話です。

しゃきーんさん:まぁ、現状でわかりそうな事ってところか。

しょぼーんさん:そんな感じでいいんじゃない? 業績が下方修正されたから、そこらへんについてと将来のビジョンを打ち出したいってところじゃなかろうかと。……NX、どうなるかねぇ……?

しゃきーんさん:さっぱりわからんけど、市場が活気づくようなモノであって欲しいとは思うよな。

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