連載:気まぐれゲーム雑記 第796回:eスポーツはNHKに取り上げられるほど話題になっているようです
さりげなく、「何故日本で盛り上がらなかったか」の説明がすこぶる良い
海外ではメジャーでも日本ではニッチ?
AZです。WordPressで更新作業をするのは非常に久しぶりで、慣れるまで時間がかかるようですが、そんな事よりも連載のロゴを作らないといけない事に気づきました。……土日でどうにかします。
それはさておきまして、NHKがさりげなくeスポーツについてを取り上げています。画像で説明している部分があるのでNHKの公式を見てもらった方が確実ですが、気になるポイントを引用しておきます。
Q:日本に本格上陸ということですが、なぜこれまで流行らなかったのでしょう?
eスポーツで使われるゲームはパソコンを使ってインターネットで見知らぬ者同士が勝敗を競うもの。欧米、中国、韓国ではすぐに広まったが、日本ではご存じのようにゲーム専用機が広く普及したため、この世界で日本のゲームはガラパゴス化してしまった。そして、もうひとつ、日本でもゲームは大変人気があり子どもだけでなく多くの人がやっています。でも日本ではゲームというと子供たちが夢中になって勉強をおろそかにしてしまい。中毒や依存になるような負のイメージがあり「ゲームはスポーツ」という文化が生まれなかった。ですから日本はゲーム大国と言われながら世界からは“eスポーツ後進国”と認知されている状況です。
~中略~
Q:いよいよ本格上陸?
サッカーや野球、ゴルフなどのように海外の企業は、積極的にeスポーツのチームをスポンサードしていますが、その盛り上がりに、日本企業も参加し始めています。また世界で活躍する日本人プロプレーヤーも出現しはじめていて人気も出ています。eスポーツチームも北海道をはじめ日本全国に5チーム設立されています。そんな中2020年東京オリンピックにむかって日本eスポーツ協会が設立へ。
[引用元:NHK]
もりあがりそうですかね?
日本を代表する公共放送であるNHKが、eスポーツを取り上げるというのは何ともアレな感じがしないこともないわけですが、「日本ではご存じのようにゲーム専用機が広く普及したため、この世界で日本のゲームはガラパゴス化してしまった」の解説がさりげなく良い感じを出しております。それらの「ガラパゴス」に至るまでは色んな経緯があり、その領域へと突入したわけですが、eスポーツを主体に考えるなら余計にその色は濃いモノにもなりましょうか。
そもそもに、ゲーム大国と呼ばれながらも、「ゲーム=家庭用機」という考えが非常に強いのが日本です。その家庭用機が、日本のみならず世界を席巻していた時期は問題もなかったわけですが、今やPCの黄金期が再来したと言われるくらいにはPCも復権しています。PCをメインにしたeスポーツは、海外で話題を牽引するのも道理と言えます。
一方で、日本のPCゲーム市場はガラパゴスな環境であることに違いありませんが、そんなニッチな中でもeスポーツで活躍する人達を生み出そうとしている動きがあるのも確かです。例えば、日本のLeague of Legendsのプロチーム「DetonatioN FocusMe」がそれに該当するところでしょうか。現在、トルコで開催中の「International Wild Card Invitational」に参加しているので、このまま頑張って予選を勝ち進んで欲しいモノではあります。
PCゲームが主体なeスポーツにおいて、それらを取り巻く環境を踏まえると日本でどの程度話題を集められるのかはまだまだ未知数なところがあります。しかし、eスポーツのような見る人を楽しませるゲームが今後も増えていき、日本でも親しまれる事を願いたい限りですね。
:NHKがeスポーツをとりあげてるぞーってなお話です。
:ふむ。そんなに話題かね?
:今までに比べたら、今は話題を作る旬なタイミングなんじゃない? ゲームメディアも、そこそこ話題にするようだし。日本でもプロチームができたというのだから、頑張って欲しいとは思うよ。……日本からの視聴者がどのくらいいるのかは未知数なのだけれども……。
:まぁ、わからんよなぁ……。