連載:気まぐれゲーム雑記 第966回:Microsoftが教育機関向けとなる「Minecraft: Education Edition」を今夏から提供する件

Minecraft

ゲームが教育に取り入れられるのは良いこと

Minecraft人気はまだまだ止まない

AZです。2016年初となる、やることが渋滞してきた感を感じてしまいました。

それはさておき、Microsoftが教育機関向けとなる「Minecraft: Education Edition」を今夏から提供すると話題になっております。

米Microsoftは1月19日(現地時間)、フィンランドTeacher Gamingから学習ゲーム「MinecraftEdu」を買収したと発表した。教育機関向けにOffice OneNoteと統合した教材用Minecraft(マインクラフト)を提供する計画だ。

~中略~

MicrosoftはMinecraftEduを改良し、自社サービス「Minecraft: Education Edition」として提供する。まずは今夏、無料のトライアルとして開始する計画だ。既存のMinecraftEduのユーザーは、最初の1年間は無料で利用できる。料金は、年額1人当たり5ドルになる見込みだ。

Minecraft: Education Editionは、Microsoftの教育機関向けノートツール「Learning Tools for OneNote」と統合されるので、利用するには教育機関向け「Office 365」のアカウントも必要になる。

[引用元:ITmedia

目の付け所が良いですね。

教育機関に向けてゲームを提供するというのは、本来なら理解を得るのに苦労しそうな部分とも言えます。ですが、Minecraftの圧倒的な知名度や教育効果の話題もちらほらと出ていたところですし、上手いやり方というべきところでしょう。

何より商売上手なところは、教育機関向けのOfficeと統合したところです。そうする事で、今後教育機関向けのOfficeを使う人はMinecraftを目にする機会が自然と増えるわけで、それだけ興味を持ちやすくなりますし、より広がっていく可能性を持っているといっても良いでしょう。

また、料金も1年間に5ドルとかなり良心的です。さすがは教育機関向けというべきところでしょうか。私自身も、学生時にAdobe製品や今は無きMacroMedia製品を学生プライスで購入したモノですが、学生だということさえ証明できればかなり安くツールに触れることができます。学生じゃなくなってもツールを必要とした場合、結局正規価格で最新版を買わざるを得なくなりますし、Adobe製品は正規価格だとかなり高いので実にアレなわけですが、その点を見てもMinecraftはかなり割安なので、色んな意味で良心的に見えて仕方がありません。

ゲームが教育の現場に出てくるというのを見ると、それもまた時代の流れの一つにも思えてしまうところですが、こういった動きはどんどん広がっていって欲しいモノはあります。

連載:気まぐれゲーム雑記 第966回:Microsoftが教育機関向けとなる「Minecraft: Education Edition」を今夏から提供する件に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:Microsoftが教育機関向けとなる「Minecraft: Education Edition」を今夏から提供するよーってなお話です。

しゃきーんさん:ふむ。教育の現場で使われてるって話は、ちらほら出てくるしな。

しょぼーんさん:そういうところに目をつけて動けるマイクロソフトってのは、以前とはずいぶん変わったのだなぁという印象がなきにしもあらずっすな。なんにせよ、ゲームに対し寛容な意見を持つ人が増えてくれりゃ良いと思う限り。……ゲームの見られ方も、時代でずいぶんと変化したよねぇ……。

しゃきーんさん:ま、悪く見られるより良く見られた方が良いというのは、言うまでも無いことだしな。

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