連載:気まぐれゲーム雑記 第1061回:Jリーグクラブの東京ヴェルディがe-Sports部門を立ち上げ、「FIFA」専属プレーヤーの公募を開始したそうです
e-Sportsを、清く正しく“スポーツ”と考える
何はともあれ、日本での人気が求められるわけです
AZです。ペルソナ5を予約した気になっていたのに実は予約していなくて、今からじゃどう足掻いても手遅れなので当日買いに行く事になってしまったのですが、久々にそういうのも良いかな? と思う今日この頃です。……面倒になったらDL版にします。
それはさておき、Jリーグクラブの東京ヴェルディがe-Sports部門を立ち上げ、「FIFA」専属プレーヤーの公募を開始したそうです。
東京ヴェルディ1969フットボールクラブ株式会社では、日本のプロスポーツチーム、そしてJリーグクラブ初の取り組みとして、『eスポーツ(エレクトロニック・スポーツ)』の部門を立ち上げます。またその最初の取り組みとして、Jリーグのトップ・パートナーでもある、エレクトロニック・アーツ社(EA)のサッカーゲーム『FIFA』の専属プレーヤーの公募を行います。
[引用元:東京ヴェルディ]
ある意味、正しいですかね。
e-Sportsだろうと、体を動かすスポーツだろうと、プロというのはショービジネスで成り立っている面が強いのが現実です。で、ショービジネスである以上は、その種目は「ルールも含め広く知れ渡っている」というのが前提条件としてあります。そして、そのルールを知っているからこそ「面白い」と思ったりする事ができるのです。つまりe-Sportsというのは、ルールを知った上で観戦する楽しさを知っている観客がいてこそ、成立するスポーツだったりします。
それを踏まえ日本のe-Sports周りを見てみると、格闘ゲームのジャンルやプロチーム“DeToNator”“DetonatioN”などの活躍も聞こえてきたりはするわけですが、まだ国内では大きな話題になっているとは言いがたいところでしょう。とはいっても、日本のe-Sportsを後押しする“日本eスポーツ協会”が日本eスポーツ選手権大会を主催するなど、着実に環境作りが進んでいる事も間違いないわけですが。あ、ちなみに「FIFA16」は“日本eスポーツ協会”の正式競技と定義づけられています。
そういった状況の中で、サッカークラブがサッカーゲームのe-Sports事業を立ち上げていくというのは、きちんと「選手」として扱っていこうという意気込みも見られます。当然、求められるのは「選手としての待遇」でしょう。何はなくとも、金銭がなければ人は動きません。ついでに、ネックになりそうなのは「育成」面でしょうか? 東京ヴェルディにそういったノウハウがある人物がいるのかどうかでずいぶんと反応も違ってくる気はしないこともありませんが、将来的にe-Sports「FIFA」の世界大会で「東京ヴェルディ所属の選手が出てくる」というのは実に面白い話と言えるのではないでしょうか。
日本のe-Sportsというのはまだまだ環境作りという段階にも思えますが、本格的な「選手」を扱うプロサッカーチームがe-Sports参入するというのは、興味深い展開であるのも間違いありません。より一層、e-Sports環境が整えられていく事を期待したいモノですね。
:Jリーグクラブの東京ヴェルディがe-Sports部門を立ち上げ、「FIFA」専属プレーヤーの公募開始したぞーってなお話です。
:す、すげぇな……。あのヴェルディがe-Sportsか……。
:海外だとプロのサッカークラブがe-Sportsのプロ選手と契約したり、プロチームを傘下にしたって話はないわけじゃないんだよね。サッカークラブは選手を管理して勝敗を決するショービジネスをおこなうというのが本業なのだから、ある意味において正しいと思うよ。是非、良い結果を出して欲しいと願わずにはおれませんな。……いつの日か、東京ヴェルディ所属の選手がゲームで世界に打って出るなんて話が出てきたら、色んな意味でアツいよねぇ……。
:ま、どうなっていくのかは暖かく見守りたいもんだな。