連載:気まぐれゲーム雑記 第1103回:日本語入りSteam版「イースVIII」が発表されるなどNIS Americaが頑張っているようです

NIS America コラム

出せるところには出していきましょう?

追記:Steam版イース8について、Steam上では日本語についてインターフェース・吹き替え・字幕すべて有り(2017年2月21日13時現在)になっているモノの、日本ファルコム公式の発表(PDF)では、Steam版について英語とフランス語のみの言及にとどまっており、日本語が搭載された状態で発売されるかどうかはハッキリしない状態になりました。記事本文は発表前に書かれたモノなので、注意しておいて下さい。

色んな市場にチャレンジです。

「どの市場にもある」事が重要

AZです。すこぶる運動不足を嘆いています。

それはさておき、海外出日本一ソフトウェアの米支社NIS Americaがプレスイベントをおこなったそうで、ラインナップがぼちぼち良い具合だと個人的に話題になっております。すでに日本で発売されたモノも含め、発表されたラインナップは次の通り。

  • 『Birthdays the Beginning』(PS4/PC)  発売日: 5月9日(北米)5月12日(ユーロ)
    ※Steam版に日本語なし
  • 『PSYCHO-PASS サイコパス 選択なき幸福』(PC)  発売日: 2017年4月
    ※おま国
  • 『ロゼと黄昏の古城』(Vita/PC)  発売日: 4月11日(北米)4月14日(ユーロ)
    ※日本語有り
  • 『クラシックダンジョン 戦国』(PS4/Vita/PC)  発売日: 6月6日(北米)6月9日(ユーロ)
    ※日本語有り
  • 『東京新世録オペレーションアビス』(PC) 発売日: 3月27日
    ※日本語有り
  • 『東京新世録オペレーションバベル』(Vita/PC) 発売日: 5月16日(北米)5月19日(ユーロ)
    ※日本語有り
  • 『刺青の国』(Vita/PC) 発売日: 2017年
    ※日本語有り
  • 『魔界戦記ディスガイア5』(Switch) 発売日: 5月23日(北米)5月26日(ユーロ)
    ※日本では3月3日に発売

  • 『カルドセプト リボルト』(3DS) 発売日: 2017年夏
    ※海外パブリッシング権をNIS Americaが獲得
  • 『RPGツクールフェス』(3DS) 発売日: 2017年夏
  • 『GOD WARS ~時をこえて~』(PS4/Vita) 発売日: 3月28日(北米)3月31日(ユーロ)
  • 『不思議の幻想郷TOD -RELOADED』(PS4/Vita) 発売日: 3月21日(北米)3月24日(ユーロ)
  • 『ダブルフォーカス~文と椛の弾丸取材紀行~』(PS4/Vita) 発売日: 3月21日(北米)3月24日(ユーロ)
  • 『東方紅舞闘V』(PS4/Vita) 発売日: 2017年夏
  • 『ダンガンロンパ 1・2 Reload』(PS4) 発売日: 3月14日(北米)3月17日(ユーロ)
  • 『絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode』(PS4) 発売日: 6月27日(北米)6月23日(ユーロ)
  • 『ダンガンロンパ V3』(PS4/Vita) 発売日: 9月26日(北米)9月29日(ユーロ)
  • 『シルバー事件』(PS4) 発売日: 4月18日(北米)4月21日(ユーロ)
  • 『イースVIII -Lacrimosa of DANA-』(PS4/Vita/PC) 発売日: 2017年

[引用元:ファミ通

いやぁ、イースがSteamで日本語入りとは感慨深いですね。

NIS Americaは、ディスガイアシリーズでお馴染み「日本一ソフトウェア」のアメリカ支社になるわけですが、海外では日本のゲームのパブリッシングを手がけている存在として知られていました。今回のラインナップを見れば、かなりそこに力を入れている事が窺えます。

特に日本ファルコムにつきましては、(主にSteamで)「なぜ国内メーカーは日本語版を出さないのか」質問に対し、端的にいって「売れないから」と表明した事でほのかに話題を呼んだりもしたわけですが、そういった出来事があったにも関わらず日本語が入った状態で配信されるというのは、情勢が変わってきた、と見るべきところでしょうか。まぁ、ファルコムの場合PC版はSteamとは別口で日本展開していた事も考えれば、色んな思惑はあったのでしょうけれども……。

さらに見ておきたいのは、「カルドセプト リボルト」の海外パブリッシング権を獲得しての展開です。あの一作は海外で発売されていなかったのかという新鮮な思いもあるわけですが、日本では任天堂がパブリッシングしたタイトルを海外では違った会社がパブリッシングするという光景も、これまた何となく新鮮な感じがしないこともありません。もちろん、日本と海外でパブリッシャーが違うなんて事は多々ありますが。

日本一ソフトウェアは、Steam参入を発表してから定期的に自社タイトルをSteamで出し続けておりますが、色んな思惑がある中で日本語を入れられるだけ入れていくという方針になっているのを見ると、何とも喜ばしいモノを感じさせてくれます。今後とも、自社タイトルのみならず、色んなモノを日本語入りで配信してくれる事を期待したいモノですね。

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