連載:気まぐれゲーム雑記 第1022回:Googleがモバイル向けVRプラットフォーム「Daydream」を発表

Daydream

GoogleがVRに結構本気のようです?

モバイルVRでVR市場がどこまで大きくなるか

AZです。「原点回帰」という言葉を見るたびに、“何度目の原点回帰なんだろうか?”などと考えてしまい、大変申し訳なく思います。

それはさておき、GoogleがVRプラットフォーム「Daydream」を発表しました。

Googleが開発者向けイベント“Google I/O 2016”で、ハイエンドなモバイル向けVRプラットフォーム“Daydream”を発表した。

Daydreamは、Android N世代のAndroidスマートフォンを使用するVRヘッドマウントディスプレイと、小型モーションコントローラー、そして対応ソフトウェアから成り、今秋より展開予定。

~中略~

またDaydream対応のアプリケーションは、エレクトロニック・アーツやユービーアイソフト、CCP GamesなどのゲームメーカーによるVRゲームにくわえ、NBAやMLBといったメジャースポーツ、ニューヨーク・タイムズやアメリカの大手ケーブル局HBO、映像配信大手のHuluやNetflixといった企業による動画系アプリケーションや、YouTubeやストリートビューなどのGoogle公式アプリのVR版などが提供される。

[引用元:ファミ通.com

映像コンテンツがあるのは強いですね。

VRといえば、OculusやHTC Vive、そしてPS VRが話題どころになっておりますが、それ以外にもスマートデバイス向けのVRとしてGear VRなども話題になっておりました。Googleは、Androidを使ってそういったモバイル向けVRの方面から展開していくという路線になります。

で、今回発表されたDaydreamが抱えるコンテンツは、ゲーム以外にも映像コンテンツをきちんとプッシュしているあたりがウリと言えます。以前からちらほら申している通り、VRはゲーム以外にも映像コンテンツや医療方面での発展が期待されているわけで、そういった部分にきちんとアプローチを見せた姿勢である事も窺えるところにはなりましょうか。

VRに関しては、ゲーム市場だけを見ると、どれだけの規模の市場になるのか見えないところはあれど、期待している人がそれ相応にいる事も間違いないわけで、その行く末が見守られるところにはなっていました。その一方ゲーム以外では、GoogleがVRペインティングソフト「Tilt Brush」を出すなどの動きを見せており、ゲーム以外の可能性というのもしっかりと進んでいる事が見てとれたところはありましたし、スマートデバイス向けのVRがそれなりのモノになれば、ゲームも含めたVR市場として大きく成長する可能性も高くなる事でしょう。

今回の発表でモバイル向けVRもより一層注目される事になりそうですが、はてさてどういった広がりを見せる事になるでしょうか。VRに着目する人たちの動きをしかと見守っておきたいですね。

連載:気まぐれゲーム雑記 第1022回:Googleがモバイル向けVRプラットフォーム「Daydream」を発表に関するしょぼーんさんとしゃきーんさんのゲーム座談会

しょぼーんさん:Googleがモバイル向けVRプラットフォーム「Daydream」を発表したよーってなお話です。

しゃきーんさん:ふむ。Android端末を使うヤツか。

しょぼーんさん:そゆことみたい。VRみたいな市場は、やっぱり端末をどこまで広げられるかっつーのがポイントの一つになるんだけど、そういった意味では普及しやすいスマートデバイスってのは落としどころとして良いのだろうな、とは思うよ。もちろん、既存のVR関連端末よりも性能がアレなんで問題もそこそこにある気はすっけど、そこらへんは上手く妥協点を見出しそうな気がしないこともないっすな。……何はなくとも、酔わなければそれで良いと思うわけです……。

しゃきーんさん:……酔いの問題はなかなか難しいんだろうなぁ……。

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